【岐阜市】みんなの森 ぎふメディアコスモスに「シビックプライドプレイス」がオープン!

2022年3月26日、みんなの森 ぎふメディアコスモスに「シビックプライドプレイス」がオープンしました!

早速、編集部はメディコス1階にある現場に潜入して、実際に体験してきました!

シビックプライドプレイスは、岐阜の歴史・ひと・文化の魅力を集めた拠点。「コクーン」と呼ばれる2つのまゆのような形をしたブースには、複数のiPad端末とモニターが設置されています。

まず、訪れた人たちを迎えるのは、シビックプライドプレイスのシンボルとなる40インチの大型タッチパネルモニター「シビックプライドボード」。画面上には「路面電車」「喫茶文化」「山水郷」など9つのキーワードが表示されています。

そこで、杉田さんが「路面電車」をタッチすると、かつて岐阜を走っていた路面電車の写真が出現…!

画面をなぞると次々とさまざまな時代の路面電車が浮かび上がってきます。

子どもも大人も、まずはこのシビックプライドボードを使って、ゲーム感覚で岐阜のまちの歴史と文化の断片に触れることができるんですね。

続いて、白いネットに覆われたコクーンの中へ!

ちなみに、2つのコクーンを貫く優雅な曲線が特徴のカウンター、何かに見えてきませんか…?

そう、このカウンターは清流、長良川をモチーフにデザインされているんです!

さらにコクーンを覆うネットをよく見ると、金華山のシルエットが浮かび上がります。見る角度や光の差し込み具合によって、そのシルエットの濃さが変化する繊細なデザイン。ブース全体が金華山や長良川といった、岐阜市民の心象風景をなぞらえているんですね!

シビックプライドプレイスの全貌は、季刊紙 メディコス文化道 vol.4で詳しく紹介されています!

2つのコクーンは、正面入り口側が「まち歩きステーション」、スターバックス側が「ぎふ歴史ギャラリー」となっていて、「まち歩きステーション」ではその名の通り飲食店やショップなどのまち歩きスポットを探すことができ、「ぎふ歴史ギャラリー」では江戸時代から現代までの地図や写真から、岐阜市の過去の記憶をたどることができます。

それでは、ここで2つのコクーンの体験レポートをお届けします!

まち歩きステーション

まち歩きステーションの端末には、岐阜市内約200カ所のスポットが登録されています。

スポットは「ぎふの定番食」「カルチャー」「ぎふスイーツ」「おみやげ」など、16のテーマから探すことができます!

「新たな食文化」を選んでみると、メディコスのすぐ近くにある「COCKNEY COOK. BLITZ」さんにたどり着きました!

こんな風に見つけた気になるスポットを「MY PROMENADE」に登録すると、自分だけのオリジナルマップがダウンロードできるように!その場で発行されるQRコードを読み込めば、自分のスマートフォンにマップとお店の情報がダウンロードできるので、スマホを片手にまち歩きができるんですね。

選べるスポットは9つまで。9つに満たない場合でも、端末がおすすめスポットを選んでくれるので、新たなスポットとの出会いがあるかもしれません!

杉田さんもオリジナルマップを作ってみました!ダウンロードしたマップは、PDF形式で保存しておけば、印刷して持ち歩くこともできます。

みなさんも自分だけの岐阜のまち歩きマップをつくってみてくださいね!

ぎふ歴史ギャラリー

ぎふ歴史ギャラリーでは、地図や写真を通して江戸時代から令和までの岐阜のまちの歴史に触れることができます。

江戸、明治、大正、昭和…と時代ごとに移り変わる地図から、何層にも重なる岐阜のまちの歴史の厚みを感じることができ、まるでデジタル博物館のよう…!

各スポットをタップすると、その場所の過去の写真を見ることができます。案内していただいた職員さんに「おもしろい写真がありますよ」とおすすめされたのは、かつて柳ケ瀬の地下に存在していたという、水族館の写真!

岐阜に移住して5年目の杉田さんは、見たことのない岐阜のまちの姿にびっくり!昔から岐阜に住んでいる方にとっては懐かしく、子どもたちや若い世代にとっては驚きの一コマですね。

こちらは、2006年まで名鉄岐阜駅の西にあった岐阜パルコの写真!まだ記憶に新しいという方も多いのではないでしょうか?

このように、ぎふ歴史ギャラリーには、市民から集められた岐阜のまちの過去の記憶や岐阜市歴史博物館が所蔵する資料がたくさん詰まっています!

<岐阜な人カード>

最後に案内していただいたのは、細長いしおりのようなカードがずらりと並ぶコーナー。

この「岐阜な人カード」を読むと、歴史上の偉人・文化人や、現在岐阜のまちで活躍しているキーマンについて学べるんです。

表面に人物を表すキーワードが書いてあり、裏返すとその人物紹介を読むことができる仕組みで、ゴールドのカードが過去の偉人・文化人、ブルーのカードが現代のキーマンです。

どうやら、リトルクリエイティブセンターの今尾さんのカードもあると聞いたので、探してみると…

「デザイナー」と書かれたカードの裏に、今尾さんを発見!

現代のキーマンは、シビックプライドプレイスHPの中の「珍ちんな人」のコーナーで詳しく紹介されていて、カードのQRコードからアクセスすることができます!

このカードは自由に持ち帰ることができるので、気になるカードを見つけたら、持ち帰ってしおりとして使ってみてくださいね。

一度体験しただけでは見きれないほどの情報を蓄えている新名所、シビックプライドプレイス。この場所は、オープンが完成ではなく、これから市民とメディコスがともに育てていく場所であり、今後は市民参加の企画の開催も予定されています。

みなさんも、メディコスを訪れた際はぜひ、シビックプライドプレイスを活用してみてくださいね!

(記事中でご紹介した「メディコス文化道」の編集・デザインは、さかだちブックス編集部と株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました。)


シビックプライドプレイス

住所:岐阜県岐阜市司町40番地5(みんなの森ぎふメディアコスモス1階)

HP:https://medicos-cp.jp/

2022年04月06日作成
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