【東京】中央区立郷土資料館が「日本サインデザイン大賞・経済産業大臣賞」を受賞!
東京都中央区に2022年12月にオープンした「本の森ちゅうおう」。京橋図書館と郷土資料館が併設され、1階に多目的ホールやカフェ、6階に屋上庭園を備えた複合施設です。
「本の森ちゅうおう」の1・2階にある中央区立郷土資料館は、江戸以来400年以上にわたる中央区の歴史・文化が感じられる資料を所蔵しています。
この中央区立郷土資料館が、2023年9月に第57回日本サインデザイン賞の「日本サインデザイン大賞・経済産業大臣賞」を受賞しました!
中央区立郷土資料館
事業主:中央区
展示企画、デザイン・設計、制作・施工:株式会社丹青社
撮影:栗原 平/株式会社ピップス
公益社団法人日本サインデザイン協会が主催する「日本サインデザイン賞」は、優れたサインデザイン作品を広く社会にアピールすることにより、サインデザインの普及および啓発を図ることを目的として、1966年から続けられてきた日本で唯一の“サインデザイン”を対象とした顕彰事業です。その最優秀賞にあたる「日本サインデザイン大賞・経済産業大臣賞」を受賞しました!
さらに、中央区立郷土資料館は、空間デザインの価値を未来へ繋ぐために設立された日本最大級のデザインアワード「日本空間デザイン賞2023」でも博物館・文化空間部門で銅賞を受賞しています!
こうした数々の賞を受賞した郷土資料館とは、一体どんな施設なのでしょう…?
1階の常設展示室は「歴史をたどる棚」「写真で読み解く棚」「知識を深める棚」「絵巻をめぐる棚」「資料に出会う棚」「実物を鑑賞する棚」「まちブラ中央区」の7つのテーマに沿って展示が行われています。
中に入ってみると、実際の空間はこんな感じで、いわゆる古めかしい郷土資料館のイメージを一新!
床には1950(昭和25)年の中央区の地図が描かれています。館内のテーブルなどに設置されたQRコードを読み取ると、スマホやタブレットで「まちブラ中央区」というクイズアプリが楽しめたりと、デジタルを駆使して学びを深めることができます。
「歴史をたどる棚」には、江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と、時代ごとに起こった出来事などが象徴的なイラストや貴重な資料とともに、わかりやすく解説されています。
館内の展示は、凹凸やポップな色合いなど目を引く工夫を凝らしながら、読みやすいサインデザインで統一されています。
こんな郷土資料館なら、展示を見ながらつい長居をしてしまいそうですね!
「写真で読み解く棚」にはずらりとタッチパネルが並び、直感的に触れながら中央区について学ぶことができ、大人もつい夢中になってしまいます。こうした1階の常設展示のほか、2階には地域資料室、企画展示室もあり、見応えたっぷり。
東京都中央区を訪れる機会がある方は、ぜひ中央区立郷土資料館にも足を運んでみてくださいね!
(中央区郷土資料館の壁面および動画のイラストは、さかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました)
中央区立郷土資料館
住所:東京都中央区新富一丁目13-14
開館時間:9:00 ~ 21:00(日曜は9:00~17:00)
休館日:毎月第3木曜日、年末年始
WEBサイト:http://www.city.chuo.lg.jp/bunkakankou/bunka/kyodoshiryokan/index.html
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