【富山】さかだちぶらり旅・氷見編《後編/Buono Pesce・島津福寿堂・HOUSEHOLD》

西へぶらり、東へぶらり。どうも、さかだちぶらり旅です。

さかだちぶらり旅はさかだちブックス編集部が日本各地を気ままに旅をした様子をお届けする、気まぐれ企画。今回は富山県氷見(ひみ)市を訪れた旅の様子をお届けします。

***

前編でクラフトビールを楽しんださかだち編集部一行。

続いては、氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」さん、農園やワイナリー、宿泊施設、レストラン、ショップが一体となった「SAYS FARM」さんでお土産探し。

SAYS FARMさんは漁港や市街地から車で10分程度の距離にあり、山の上から氷見の海岸線が見える“海と山の近さ”も氷見の魅力の一つです。

ディナーは漁港付近へ戻り、「Buono Pesce」さんでいただきました。ヨーロッパの郷土料理とお酒を楽しめるお店で、魚介やジビエ、野菜など氷見や北陸の食材をふんだんに使った料理を味わえます。

(写真左から)「氷見産イノシシのポルケッタ サラダ仕立て」「石川県産茄子のカポナータ」「石川県産もずく、しらす、バジルのゼッポリーニ」「氷見産鮮魚のフィッシュ&チップス グリーンピースピュレとタルタルソース」

ついつい頼みすぎてしまうほど豊富な種類の料理は、食材選びから調理、盛り付けまで一品一品とても丁寧に作られていることが伝わります。

(写真左から)「氷見産イノシシの自家製ハム 氷見産めじまぐろ、かつおのトンナートソース」「氷見産スルメイカのリピエノ ピリ辛トマトソース」「石川県産甘えびとそら豆のアーリオ・オーリオ」

大きなトビウオが2尾乗ったフィッシュ&チップスは、衣はカリッと香ばしく、身がふわっふわ…!ほんのり甘いグリーンピースのピュレがこれまた絶品で、魚もポテトも食べる手が止まりません。

特に感動したのは、メインの「氷見産ウリボウのロースト」!ほどよい弾力のあるお肉は、噛み締めるほどに旨みが染み出し、頬が落ちてしまいそうになる美味しさです!

素敵なディナーの後は、Buono Pesceさんから歩いて3分、比美町商店街のアーケードにある「島津福寿堂」さんのソフトクリームで〆!5層に巻かれた大きなソフトクリームは、アーケードを散歩しながら食べるのにぴったりです。

●また訪れたくなる宿「HOUSEHOLD」

今回の氷見旅の宿は「HOUSEHOLD」さん。笹倉奈津美さん、慎也さんご夫婦が漁港近くの元呉服屋だった4階建のビルをリノベーションして2018年にオープンした小さな宿です。

aniの部屋

3・4Fが客室になっていて、3Fは貸し切り専用で、「ani」「ane」の2つの客室と簡単な調理ができるキッチンとダイニングテーブルが置かれた共用スペースとシャワールームがあります。4Fは海側に面した1〜2人用の「nami」、氷見のまちなみが見える2〜3人用の「yane」の2部屋。

1枚目:aneの部屋、2・3枚目:共有スペース

今回宿泊したaniとaneは「親戚の家のような感覚で、気軽に訪れてほしい」というコンセプトでデザインされていて、清潔感がありながらも、ゆったりとくつろげる雰囲気。棚や机に置かれたちょっとした小物が可愛らしく、部屋の隅々まで見てしまいます。

4Fの屋上からは氷見市街と富山湾が一望できます。なんと贅沢な景色でしょう…!天気が良い日は海の向こうに立山連峰を望むことができるのですが、実は海越しに3000m級の山々が見られるのは世界でイタリア、チリ、氷見の3箇所だけなのだそう。

早起きをして朝日を見たり、海岸を散歩するのもおすすめですよ。

  • 画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC07424.jpg

1Fにはキッチンがあり、通常はカフェの営業が行われているほか、宿泊者はここで夜ご飯をつくることもできます。

カフェではコーヒーや氷見産梅ソーダ、ティラミスといった定番メニューに加え、季節の限定メニューが販売されています。編集部は「足漕ぎスイカジュース」「氷見産プリンスメロンのクリームソーダ」「自分でつくるかき氷」の夏限定ラインナップを注文しました!

「足漕ぎスイカジュース」は自分で自転車を漕いでミキサーを回して作るというユニークなメニュー。スイカの爽やかな甘みが夏にぴったりで、コップのフチについた塩を少し混ぜながら飲むのもおすすめです!

「自分でつくるかき氷」も、自分でかき氷器を回して作る体験型メニュー。「ハチミツ&レモン」「プラム&ローズマリー」「キャラメル&パイナップル」など5種類のシロップから2つを選んでかけられます。

キッチンでは宿泊者向けに「笹倉家の朝食」の提供も行われます。氷見産の白米に、市内の豆腐屋「さがのや」さんのがんもどき、蒸し野菜、漬物、漁港で獲れた魚介の出汁がたっぷり出たあら汁が定番メニュー。

凝った調理はしていなくても、素材自体の美味しさがじんわりと身体に沁み渡るような朝食です。

朝食後はコーヒーを飲みながらゆったり過ごしていると、あっという間にチェックアウトの時間に。

最後はお土産にHOUSEHOLDさんのオリジナルグッズを購入。立山連峰の手ぬぐい、氷見の名物をイラストにしたハンカチ、魚のシールなど充実のグッズは揃えたくなる可愛いものばかりです!

チェックアウトを済ませると、笹倉さんが玄関先までお見送りをしてくれました!

まるで親戚のように気さくに接してくれる笹倉さん。旅のルートや食事を相談すると、お二人が普段から通うお気に入りのお店をたくさん紹介してもらえるので、観光だけではない氷見の魅力を味わいたい方にはぴったりの宿です。

お二人に楽しく見送られながら、たくさんの思い出とともに岐阜への帰路につくのでした。それでは、次回のぶらり旅もお楽しみに!

2024年08月25日作成
関連記事