【岐阜市】「ビストロ オゥ コワン」さんにディナーに行ってきました!
岐阜市清住町に2023年7月にオープンしたカジュアルフレンチレストラン「ビストロ オゥ コワン」さんへディナーに出かけました!
実はこちらは以前、長良橋通りで営業されていた「フランス食堂 LA CARAPACE(ラ・カラパス)」さんが、店名も新たに移転オープンされたお店なんです!
もともとレトロな喫茶店だった建物を改装したお店は、レースのついた真っ白なカーテンや、窓からもれる暖かな灯りなど、さり気ないインテリアも素敵で、お店に入る前からすでに「きっと美味しい料理を提供してくれる“Bistro au coin(街角のビストロ)”に違いない!」と期待が高まります!
店内はテーブル席が3つとこじんまりとしていますが、かえって居心地が良く、とても落ち着きます。
ディナーは2,800円〜で前菜とメインのAコース、メインとデザートのBコースがあり、前菜とメインとデザートのフルコースでも3,600円〜(選ぶ料理によって値段が変わります)と、驚くほどリーズナブル!心置きなくワインやビールなどのお酒も楽しめますね。
2人で訪れたので最初はAコースとBコースを一つずつにしようかと思ったのですが、前菜がどれも美味しそう…と迷っていると、お腹の具合を見て後からデザートを追加してCコースに変更することもできると聞いて、結局、2人ともAコースを注文!
早速、スパークリングワインで乾杯!自家製のバゲットは耳がカリッと、中はふんわり。
そして、前菜の前にスープが登場。「鮎とじゃがいもの冷製スープ」はあまりに滑らかで、じゃがいものザラつきのようなものが全くありません。そして、いわゆる“じゃがいもの中にふわりと鮎が香る”というのではなく、姿がなくとも“そこに確かにしっかりと鮎が存在する”ことに驚きます!鮎特有のほろ苦さが、これほど心地よく、美味しく感じられるなんて…。
もちろん、最後の一滴までバゲットできれいにすくっていただきました。
前菜の「ホルモン(ハチノス)パン粉焼き」は、もはや前菜と呼ぶには戸惑うほどのボリューム。牛の第二胃という珍しい部位のハチノスをじっくりと煮込んで、パン粉をまぶして焼いてあります。ハチノスの弾力と柔らかさの両方が楽しめ、濃厚な旨みが口中に広がります。こちらもバゲットにソースをたっぷり付けていただきます。(ワインも進みます!)
もう一つの前菜は「ホタテのムース ブリオッシュの包み焼き」。まさか、こんな形で出てくるとは思いもよらず、ブリオッシュの形の可愛らしさにハートを掴まれました。
そして、バターがたっぷり香るブリオッシュの美味しいこと!耳は噛むとパリッと音を立て、ホタテの豊かな旨みとほのかな甘みが感じられるムースとブリオッシュの相性も抜群です!
続いてメインは「イベリコ豚肩ロースグリル」。まさにお肉を食べているという食べ応えと、どっしりとした脂の旨み、付け合わせの野菜のソテーまで死角なしの美味しさ…。すっかりお腹も心も満たされました。
もう一つのメインは「煮込んだ仔羊のパイ包み焼き」。サクサクっと香ばしく焼けたパイの中には、仔羊肉がぎっしり。しっかりとした食べ応えがありながら、甘みと酸味のあるソースにつけて頬張っていると、いつの間にか最後の一口になって、惜しみながらじっくり味わっていただきました。
さらに、付け合わせのじゃがいもが、最初は栗かさつまいもを食べているのかと思うほどにほっくりと甘くてびっくり!これは、3年ほど冷凍して熟成させたじゃがいもなんだそう。料理もさることながら、素材選びにもシェフのこだわりや食を楽しむ気持ちが感じられて、ますます嬉しくなりました。
デザートの「スイカのグラタン」がとても気になりましたが、もうお腹がいっぱいで、とてもCコースのデザートまでは辿り着けませんでしたが、実はAコースにもちゃんとデザートと食後のコーヒーが付いていました!これほど美味しいスープ、前菜、メイン、デザートとコーヒーのコースで2800円とは…!
「ビストロ オゥ コワン」さんでは、ランチも1800円〜2500円のプリフィクスコースがいただけます。次はぜひ、お腹を空かせてランチにも伺おう!と心に決めた編集部でした。
ビストロ オゥ コワン
住所:岐阜市清住町2-18
営業時間:ランチ11:30〜、ディナー17:30 〜
定休日:月曜、火曜不定休
TEL:050-8888-1124
さかだちブックスをフォローする