【岐阜】イサム・ノグチ AKARI 展 / 提灯制作実演

岐阜市の笹土居にあるオゼキ提灯さんの倉庫で「ISAMU NOGUCHI AKARI EXHIBITION 2016 イサム・ノグチ AKARI 展― 鵜飼とAKARI ―」が開催されているので、行ってきました。

彫刻家イサム・ノグチさんの記憶に新しい仕事といえば、札幌のモエレ沼公園をご存知の方が多いのではないでしょうか。

ご本人は着工する前にお亡くなりになってしまいましたが、彫刻家であるイサム・ノグチさんが構想した公園は「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと、広大な敷地に幾何学的な施設を建築し、自然と芸術が融合した景観を楽しむことができます。

そんな世界的彫刻家のイサム・ノグチさんが、生前力を注いでいたのがオゼキ提灯さんの技法によりつくられた照明器具「AKARI」です。亡くなるまでの40年に渡り、約200もの種類が生み出されました。今回はその作品の150種類ほどをみることができる、とても貴重な展覧会が行われているのです。提灯の制作実演も拝見することができます。ぜひ、この贅沢な機会に行ってみてください!

 

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今年の展示会は、「― 鵜飼とAKARI ―」というサブタイトルがついている通り、1階で鵜飼をデザインした「AKARI」の企画展と鵜籠など岐阜の竹細工の紹介を行っています。

 

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こんなにシンプルな絵柄なのに「鵜飼」を感じることができる、デザインの秀逸さに感動です。

 

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2、3階は光の彫刻「AKARI」の世界で、約150点が展示されています。

どの作品も、和紙が映し出すあたたかい光とモダンなデザインとの融合が、とにかくかっこよくて惚れ惚れ。

 

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マークも無駄がない。そしていい味。素晴らしいバランス。

 

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3階では展示とは別で、熟練の職人さんによる製作実演が行われています。

型に竹ヒゴを細かく均一に巻いていきます。通常の提灯よりも竹ヒゴの間隔が細かく、たくさん巻くので、竹ヒゴを調節しながら糸でつないでいくそうです。

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できあがりがコチラ。

大きい!!

 

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こちらも同じように竹ヒゴを巻いていくと…

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できあがりはコチラです。

広げると、とんでもなく大きいです。提灯の折りたためる仕組みが発揮されています!

 

提灯制作ということなので、一般的な絵付けの実演も行っています。

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経済産業大臣指定伝統工芸品「岐阜提灯」の伝統工芸士である職人のおじいちゃん。

瑞宝単光章(ずいほうたんこうしょう)という国の勲章までお持ちです。見せてくださっている絵柄を刷るのに100以上の工程があるのだそう。

この後、絵柄を切って骨組みに貼り付けていく職人さんにバトンタッチしてでき上がりです。

たくさんの人の手作業でできあがっているんだなぁ。

 

 

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同じく伝統工芸士である職人さんですが、組み立ててから一つ一つに描いていく手法。

色を調合するのが難しいのだそう。これはもう、芸術作品と言っても過言ではありません。

 

 

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ご紹介はほんの一部です。約150点の「AKARI」が展示されている、こんな機会は滅多にありません。

ぜひ、皆さんも行ってみてください!

 


 

ISAMU NOGUCHI AKARI EXHIBITION 2016 イサム・ノグチ AKARI 展― 鵜飼とAKARI ―

【展示会内容】
1階:鵜飼をデザインした「AKARI」の企画展
鵜籠など岐阜の竹細工の紹介
2階:光の彫刻「AKARI」の世界  (2階・3階 約150点展示)
3階:熟練の職人による製作実演 (AM10:00〜12:00、PM1:00〜4:00)
写真、資料パネルによる「AKARI」誕生の紹介

【期 間】  2016年11月15日(火)〜 11月19日(土) AM10:00 〜 PM4:00
【場 所】  オゼキAKARI倉庫特設会場  岐阜市笹土居町30番地
【入場料】 無料

※一般の方の写真撮影はご遠慮ください

2016年11月16日作成
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