ぶっちゃけ、岐阜ってどうですか?【第3回】

さかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターは現在社員7名の岐阜に拠点を置くデザイン会社。その中で、エディターの杉田さんとデザイナーの荒巻さんはリトルへの就職を機に岐阜市にやってきた県外出身者です。2人とも岐阜が気に入ってくれているみたいだけれど、都会から片田舎に引っ越してきた正直な感想は気になるところ。杉田さん、荒巻さん、岐阜での暮らしのホンネ、聞かせてください!!

第1回 はじめまして、の岐阜(2018.7.28更新)

第2回 「ちょうどよさ」の正体2018.7.31更新)

第3回 一地方としての岐阜と東京(2018.8.3更新)

 

第3回 一地方としての岐阜と東京

杉田 すごいな〜。86歳とは思えない(笑)。

荒巻 本当に(笑)。

杉田 地方と東京ってくくりはあまり好きではないけれど、やっぱりこの時間の流れとか、人との距離を味わうと地方で生きていきたいなって思っちゃいます。

荒巻 私も東京で仕事しているのは想像できないです。でも、定期的に東京には行きたいというか、行かなきゃって思ってはいます。

杉田 それ、わかります!

荒巻 前に、常滑の職人さんから聞いた話ですごく共感したんですけど、その職人さんは定期的に東京に出ているそうで。それは東京の刺激を受けないと惚けてしまうからと言っていました。現状満足しちゃう危険性みたいなのがあるんですよね。地方が遅れているとかは思わないんですけど、やっぱり東京のスピード感は見ておかなきゃなって。

杉田 私もそれは感じてます。私にとって東京は2種類あって、一つは出身地としての東京で、もう一つは出身地とか関係なく一地方としての東京。そこはなんとなく区別してます。

荒巻 なるほど。

杉田 だから、刺激を求めてる時とかは、東京に行っても実家には帰らないです。目的地だけ見てその時欲しい情報や文化に触れたりします。反対に、帰省の時の東京では地元の友達に会ったりするだけであんまり特別なことはしないというか、動く気なくなっちゃうんですよね。

 

荒巻 私、年越しを渋谷のスクランブル交差点で迎えたことがあるんですけど、

杉田 ええ! すごそうですね……

荒巻 学校の課題の関係で年越しの瞬間と、その後深夜3時くらいの渋谷を見たんです。そうしたら、年越しの瞬間はもちろんすごい盛り上がっているんですけど、3時の渋谷って新年でも本当にだれもいなくて聞こえるのは、散らかってる缶が転がっている音だけなんです。

杉田 へぇ!  それって結構異様じゃないですか?

荒巻 そんなんです。異様なんです。あんな静かな渋谷見たことなくて、街そのものが渋谷を演じているというか、いやどっちの渋谷が本当なのかはよくわからないんですけど。街自体もそうだし、人もなんか演じているんじゃないかなって思うんですよね。

杉田 演じているかあ。東京で生活していたら、もしかしたら流行とかそういうのに踊らされて、まあそんなに流行とか気にするタイプじゃないですけど、それでも疲れちゃうだろうとは思います。岐阜はなんというか、良い意味でダサいままでいられるというか。無理して垢抜けなくてもいいというか。

荒巻 たまに東京に出ると自分のダサさに気づきますよね(笑)。

杉田 東京の友達に会うと、みんなきれいになっていて、キラキラしていてすごいなあと思いつつ、私はいつまでたっても垢抜けないままです(笑)。でも、頑張らなくてもいいところで頑張りたくないから、自分にとってはいいんですけどね。

荒巻 うんうん。

杉田 東京と岐阜とどっちが良い悪いとかじゃなくて、どっちを選ぶかとか相性がいいかの問題だから、どちらのことも全然否定するわけじゃないですけど!

荒巻 そうですね。たまたま、岐阜なら現時点での自分が望む生き方ができるって予感がしただけで。でも私、こういう予感って100%当たるんですよね(笑)。

杉田 岐阜でも当たってますか?

荒巻 はい、まだ半年ですが(笑)。

杉田 よかったです。なんだか色々話せて楽しかったです、今日はありがとうございました!

荒巻 こちらこそ、ありがとうございました。

荒巻咲(デザイナー/リトルクリエイティブセンター)
神奈川県横浜市出身。2018年3月より岐阜市内で暮らしはじめる。

杉田映理子(エディター/さかだちブックス)
東京都大田区出身。2017年3月より岐阜市内で暮らしはじめる。

 

 

ー完ー

 

 

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