【岐阜】書店がブックカフェに。「喫茶ヨジハン文庫」オープン!
4月1日、岐阜市神田町の旧栄文堂書店が「喫茶ヨジハン文庫」として生まれ変わりました!
1年ほど前まで営んでいた書店の看板をそのままに、オーナーのご姉妹がブックカフェとしてリニューアル。
読書とお茶、ワークショップを楽しめる空間になりました。
本棚は書店時代のものをそのまま残しており、お姉さんご自身の本と、店じまいする際に残しておいた本が並びます。
絵本から小説、実用書までたくさんの本に書店の名残が感じられます。
小さな本屋さんが生き残るのが難しい時代、ご姉妹は本の仕事に限界を感じたといいます。
飲食業の経験はなかったお二人ですが自分たちにできる限りのことをということで、これまでこの辺りにはなかったブックカフェを実現することなりました。
コーヒーはオリジナルブレンド、深煎りブレンド、アメリカン(各500円)の3種類。
岐阜市のSHERPA COFFEEさんの珈琲豆です。コーヒーにはビスコッティ付き。コーヒーにちょこっと浸していただくのがおすすめです!
謙虚で控えめなご姉妹が、「これがおいしいのよ!」と、満を持しておすすめしてくださったのは紅茶とハーブティーのお供、シフォンケーキ。ふわふわで、ほんのりと甘く、ご姉妹のやさしさを感じるケーキでした。
コーヒーにも紅茶にもこうして甘いものが付いてくるのはとても嬉しいですね!
フードメニューはこれからまた充実していく予定ですが、すでに定番となっているのが、あんバターパン。ヨジハンさんのご近所さんである「かし是」さんのパンに、自家製のあんこをはさんだ、コロンとしたかたちがかわいいおやつパンです。ひんやりとしたあんことバターが絶妙な組み合わせ。迷ったら、これを頼めば間違いなしのメニューです。
豆かん(500円)も一押しのメニュー。”カフェ”というよりは、”喫茶”という言葉が似合う落ち着いた雰囲気のヨジハンさんにぴったりの一品です。
ところで、どうして「ヨジハン」なのでしょうか?
気になって由来を尋ねると、お姉さんが一冊の絵本を紹介してくださいました。
『よじはん よじはん』という韓国の絵本で、幼い女の子が道草をくっているうちにあっという間に日が暮れてしまったというストーリーです。お店の名前を考えている時に、お姉さんが何気なく広げたこの絵本。「絵本に出てくる女の子のように、つい時間を忘れてしまうような居心地の良いお店にしたい」という想いを込めて「喫茶ヨジハン文庫」と名付たそうです。
お店の片隅にそっと置いてあるので、ぜひ読んでみてくださいね!
そんな想いのこもった空間を彩る音楽は、金華山の麓のcd shop songsさんでご姉妹が揃えたものです。
読書の邪魔にならない控えめなメロディーが静かに流れます。
コーヒーとフードだけでなく、空間全体にこだわるご姉妹が纏うのはオーダーメイドの割烹着。
とても素敵なのでよかったら写真を撮らせてください!とお願いすると、照れながらも本棚の前に並んでくださいました。
ご自身のこだわりとお気に入りをぎゅっと詰めた空間に、
「本当は自分がお客さんになりたいくらいなの。」と笑うお姉さん。
営業は21時までと、暗くなってからも暖かいあかりが灯っているので、少しくらい時間を忘れても大丈夫。想い想いの時間を過ごしにぜひお立ち寄りください!
また、「喫茶ヨジハン文庫」のロゴマークなどのグラフィックデザインは、さかだちブックスを運営するリトルクリエイティブセンターでデザインをさせていただきました。
オープンフライヤーなどもありますので、見かけたらぜひお手にとってみてください。
喫茶ヨジハン文庫
住所:岐阜市神田町 1-6
営業時間:13時〜21時
定休日:日祝
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