【北方町】とんかつや/岐阜ランチ
さかだち編集部で以前から、ぜひ行ってみたいと噂になっていた北方町の「とんかつや」さんへ、ついにランチに行って来ました!
店名の「とんかつや」と、味のある文字で書かれた暖簾の潔さ!お店に入る前から、“とんかつ一筋” のこだわりが感じられます。
オーナーの服部さんはお話上手で、トークでもお客さんを楽しませてくれます。柳ケ瀬商店街で生まれ育ち、地元で和食店を営んだ後、34年前にこのお店をオープン。素材の良さを最大限に生かすため、 “シンプルイズベスト” をモットーに、長年料理の道を歩んでこられました。
お店に入って驚くのは、すべてカウンター席で、どの席からも中央の調理場が見渡せるオープンキッチンだということ。
しかも、テーブルから天井まで、ふんだんに油を使うとんかつ専門店とは思えないほど綺麗に磨かれていて、30年以上お店を大切に守り、来店してくれるお客さんを心地よく迎えようとしてきた気持ちが伝わってきます。
背筋を伸ばして席に座り、注文した「ロースかつ定食」が目の前で調理されていく様子を眺めながら待ちます。
常連の方も多いため、お客さんの好みを覚えて、パン粉のつけ具合や火入れ度合いなどを少しずつ変えているそう。
「サクッサクッ」
店長の長尾さんが揚げたてのとんかつに、リズミカルに包丁を入れる姿は、まるでパフォーマンスのようで見惚れてしまいます。
そして、手早くきれいに盛り付けられたとんかつが運ばれてきました…!
なんという美しさ!
切れ込みから覗く薄ピンクの断面がすでに美味しそう…。箸で一切れ持ち上げるだけで、断面からじゅわっと肉汁がにじみ出ます。
衣は薄めで、お肉はしっとり柔らかく、脂身もしっかりとありますが、後味はさっぱりとしています。胃にもたれる感じがなく、少食の女性でもぺろりと食べられます!
ちなみに、さっぱりと胃にもたれない秘密は、油にあります。
このお店ではとんかつを揚げる油に、ごまを煎らずに生のまま搾った「太白胡麻油」とラードを配合しています。この太白胡麻油は、ごま特有の色や香りがないため、素材の持ち味を生かすことができるのだそう。確かに、一般的なごま油に比べて透明ですね。
太白胡麻油は付け合わせの極細千切りキャベツにかけて食べるのもおすすめということで、試してみるとどんどん箸が進み、キャベツだけでも何杯でも食べられそうなほど!
とんかつは、定番のソースや珍しいとんかつ専用の特製醤油など、7種類もの調味料をかけて楽しめます。中でも編集部のお気に入りは、とんかつの旨味や脂の甘さを引き立ててくれる岩塩でした!
調理姿のパフォーマンスから、最後の一口を食べきるまで、大満足させてくれる「とんかつや」さん。自分へのご褒美やちょっと贅沢したい記念日など、いろんなシーンで足を運んでみてくださいね。
とんかつや
住所:本巣郡北方町高屋白木1-51
営業時間:11:30〜14:00 17:00〜20:30
定休日:月曜
TEL:058-324-1141
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