【岐阜】SHOKUDO からす/岐阜ランチ
2020年12月にオープンしたばかりの「SHOKUDO からす」さんにランチに伺いました!
お店は岐阜市松鴻町の住宅街にある建物の1階にあります。ステンドグラスがはめ込まれたドアと大きなガラス窓が目印。
店名に “食堂” とありますが、一見するとカフェや洋食屋さんのよう。どんなお店なのかな、と少しどきどきしながらドアを開けます。
すると、店内はコンクリート打ちっ放しの床と壁に囲まれた、すっきりと洗練された空間が広がっていました。
広々としたフロアにも大きな丸テーブルが一つだけ、といたってシンプルです。「たとえば “北欧風” とか “和風” といった “何風” でもない、フラットで静かな空間にしたいなと思って」と、このお店を一人で営む中田恭子さん。
テーブルの奥にある本棚には、本好きだという中田さんの愛蔵書が並べてあります。本棚にはその人の暮らしや考え、好みなどが表れるような気がして、どんな本が並んでいるのか、つい眺めたくなりますよね。
店主の中田さんは名古屋のミッドランドスクエアにある和食店で10年ほど板前さんについて調理の経験を積み、念願だった自分のお店をオープンされました。「からす」という店名は、小学生の息子さんと一緒に決めたのだそう。
お昼のメニューは一汁二菜で、ごはんとお味噌汁、お漬物のほかに、その日の主菜4種類から一つと副菜3種類から一つの二菜を選ぶスタイルです。
ちなみに、水〜日曜の朝は一汁一菜のモーニングもあり、金・土・日曜の夜は二献三菜にドリンク2杯が付くメニューのほか、アラカルトも揃います。
さて、いよいよお昼の一汁二菜がテーブルに運ばれてきました!
この日の主菜は「タラの白子の小鍋風」。白菜の旨みが溶け出した優しい味のスープ、ふわふわの白子は驚くほど甘く濃厚で、口の中でまったりと溶けていきます!副菜の「カリフラワーのアンチョビグリル」は3種類のカラフルなカリフラワーにアンチョビの塩気がよく合います。
そして、真っ白なごはんと、丁寧に取っただしで作られた上品な味のお味噌汁。ひたむきに料理と向き合う中田さんの穏やかな人柄が感じられるような、印象深いお昼ご飯でした。
「魚は月に3、4回、柳橋まで仕入れに行きます。食材を見ながら、何を作ろうか考えるときが一番楽しいですね」と微笑む中田さん。
「SHOKUDO からす」さんはふと、“誰かが自分のために作ってくれる美味しいごはんが食べたいな” と思ったときに足を向けたくなるような、とても素敵なお店でした。
SHOKUDO からす
住所:岐阜市松鴻町2-17-15 シティポイント松鴻町1F
営業時間:火曜 14:00〜17:00、水・木曜 8:30〜17:00、金・土・日曜 8:30〜22:00(変更の場合あり)
定休日 月曜、不定休あり
TEL:058-207-4194
Instagram:@shokudo_karasu
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