【美濃】「紙ing(シイング)」さんと「美濃のいえ」へ
岐阜県では古くから和紙の生産が盛んで、岐阜で作られた「美濃和紙」は世界的にも有名です。
美濃市で、和紙製品の製造から販売まで行う「紙ing(シイング)」さんが実店舗を構えるために準備が始まり、さかだちブックスを運営するリトルクリエイティブセンターがそのお手伝いをさせていただくことになりました。
古くからの立派な建物が残る「うだつのあがる町並み」として有名な通りに、出店予定の物件があるということで、シイングさんに案内していただきました。
ちなみに「うだつ」とは、隣の家との間の屋根を少し持ち上げた部分を指し、防火壁の意味があるとされています。和紙の商業で栄えたまちなので火事は命取り。そのため「うだつがあがる町並み」が形成され、今でもその景観が残されています。
美濃和紙のお店のほか、ディープな飲食店があったり、新しくカフェができたり、小旅行におすすめの観光地です。
町並みを楽しみながら進んで行くと、築80年以上の大きな古民家に到着しました。
ここは「美濃のいえ」と名付けられた、イベントやギャラリースペースとして活用されている場所で、この家の一角に週末のみオープンするシイングさんの不定期ショップができる予定です!
明るく出迎えてくださったのは、美濃のいえを運営する「一般社団法人インク」の代表、中島さん。
インクさんは古民家の調査やリノベーションなどをされている団体です。
美濃のいえはもともと大垣にある情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の学生さんが改装した場所で、そこを引き継いで運営されています。
正面からみただけでもかなり存在感のある広々とした空間ですが、さらに奥には中庭もありました。
この日はじりじりと蒸し暑い天候でしたが、ここは風が通って心なしか涼しく感じられます。
そして、道路に面したこのスペースが紙イングさんのショップスペースの予定地。
落ち着いた雰囲気で美濃和紙を使った商品がよく似合いそうです。
実際の場所を見ながらイメージを膨らませていきます。
まだまだ始まったばかりですが、これからどんな空間に変化していくのか楽しみですね!
さかだちブックスでも完成までの様子を取材していく予定ですので、ぜひご期待ください!
紙ing(シイング)
※実店舗は週末のみ不定期でオープンする予定です。
美濃のいえ
住所:岐阜県美濃氏泉町1881
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