【岐阜】「SALON DE MARUICHI」リニューアルオープン!
柳ケ瀬商店街にある喫茶サロン「SALON DE MARUICHI(サロン・ド・マルイチ)」さんが2021年1月20日にリニューアルオープンされました!
もともと柳ケ瀬で70年以上続いていた老舗の喫茶店「マルイチ」さんが2014年に閉店され、その歴史と思いを受け継ぐ形で2019年8月にオープンした「SALON DE MARUICHI」さん。リニューアルオープンを迎えたばかりのこの日は、お祝いのお花がたくさん飾られていました。
ショーケースには、人気の「檸檬エクレア」をはじめ、美味しそうなケーキがずらり!店内ではアイスやフルーツが付くセットも味わえます。
ところで、今回のリニューアルでは何が変わったのでしょうか?
実は、お店の代名詞でもあるフレッシュジュースのほかに、岐阜市泉町にある「annon tea house 」さんのムレスナティーもゆっくり楽しめるティーサロンに生まれ変わったんです。
「こちらでは、いろんなフレーバーの紅茶を100分を目安に3〜5種類味わっていただける『モアティフリー』というスタイルでムレスナティーを提供しています。美味しい紅茶とサンドイッチやスイーツで、ゆっくりとした時間を過ごしていただく “まちのサロン”として、たくさんの方に来ていただけたら嬉しいです」とオーナーの岡田さや加さん。
席に着くと、カウンターの奥には、annon tea houseの店主の西願将也さんの姿も。ムレスナティーに魅了され、その美味しさを広く知ってもらいたいと、自ら紅茶専門店を営む西願さん。
「ムレスナティーはスリランカの標高が高い場所で作られる若葉の新芽だけを使って、スイスのジボタン社の天然植物香料で香りをつけたフレーバーティーなんですが、日本でオリジナルにブレンドした紅茶も100種類以上ありまして…」と、ムレスナティーについて語り始めると止まりません…!
メニューを眺めながらいろいろ迷った挙句、オーダーを決定!
まず、テーブルに運ばれてきたのは「朝の太陽(マダムマルイチ)苺とオレンジ」。喫茶マルイチのキッチンに80歳を越えるまで立たれ、まるで朝の太陽のように柳ケ瀬を照らしてきた先代の江崎朝子さんをイメージしたフレッシュジュースです。
苺とオレンジの果実をそのままぎゅっと閉じ込めたような、甘酸っぱくて心に沁みる味でした。
「シャトーマルイチ」は、岐阜県産ハツシモの米粉、本葛、平飼い卵などを使って焼き上げたしっとりふわふわの生地に、北海道産の生クリーム、ティーソースでマリネしたカラフルなフルーツをたっぷり盛り付けた、贅沢な一皿。
その名の通り、お城に見立てたケーキなんですが、実はこの「シャトーマルイチ」には、モチーフになった絵があるんです。
「マルイチ」さんに掲げられていた著名な画家が描いたというこの一枚の絵から誕生したメニューだと思うと「シャトーマルイチ」がますます美味しく思えてきます。
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そして、リニューアルに伴って、ギャラリーとして使われていた2階も改装されて、喫茶が楽しめるスペースになりました!
2階は2月6日(土)以降、しばらくは限定的にオープンとなりますが、ゆくゆくは、ずっと利用できるように体制を整えていくとのこと。
それにしても、改装工事をしていたら現れたという古いタイルの床が、なんとも素敵です!今ではもう、こういったタイルは造られていないんだそう。この床や、吹き抜けから覗く1階の意匠にも、お店のあちこちにマルイチさんの歴史がしっかりと息づいているんだなぁ、としみじみしてしまいました。
せっかくなので「平飼い厚焼きたまごのサンドウィッチと季節サラダのプレート」もいただいてみました!
カリッとトーストした自家製食パンのサクサク感と、厚いたまご焼きのしっとり感のバランスが絶妙! たまごにはチーズ生クリームミルクが加えてあるので、チーズと塩気が感じられる大人のテイスト。サラダにはティーソースのドレッシングをかけていただきます。新鮮なフルーツもついて、大満足のプレートです!
白桃や薔薇、キャラメルなど、さまざまな香りと味が楽しめるモアティーフリーと一緒に、慌ただしい日常からふと解き放たれるとっても優雅な時間が過ごせました。みなさんもぜひ、この素敵なティーサロンを訪れてみてくださいね。
SALON DE MARUICHI
住所:岐阜市日ノ出町2-5-6
営業時間:11:00〜19:00(OS18:00)、バータイム18:00〜24:00 ※現在、バータイムはお休み
定休日:月曜
TEL.058-213-5888
Instagram:salon_de_maruichi
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