【長野】ローメン発祥の店 萬里

長野県南部伊那市のご当地グルメ「ローメン」。

ラーメンでもなく、焼きそばでもない、ちょっと変わったソウルフードを発祥の店でいただきました!

岐阜市から車を走らせること3時間ほど。目的地の伊那市街地に到着しました。

ぎゅっとコンパクトな商店街は、アジア系の飲食店が多く、心なしか異国情緒が漂います。

お店に向かう途中には「ローメン誕生の地」の記念碑が立っていました。お目当の場所は、すぐそこのようです!

存在感ある外観のその店は「萬里」さん。

 

独特な雰囲気の店内で、真っ先に目がいったのはカウンターに並ぶ瓶の数々。

大スズメ蜂、マムシ、アルマジロ……

注文するのにはちょっと勇気がいるので、見るだけにして、早速楽しみにしていたローメンを注文しました。

 

ローメン(700円)

こちらが噂のローメンです。マトンとキャベツ、きくらげ、焼きそばともラーメンとも言えない麺が甘めのスープに浸っています。

 

お店が発行しているパンフレットによると……

萬里の仙台社長が冷蔵庫がない時代に、仕入れた麺を翌日まで保存できないことに頭を悩ませていました。試行錯誤の末、麺を蒸してみることにすると、不思議と独特の風味と歯ごたえのある麺に仕上がり、日持ちもすることがわかりました。当時羊毛産業が盛んだった伊那地方では羊が安く手に入ったので、地場産業のキャベツとともに蒸し煮にしたのがローメンの始まりです。(「炒」チャー、「肉」ロー、「麺」メンが縮まって「ローメン」として広まりました。(参考:萬里グループ「ローメンのお話し」)

ローメンの食べ方は、

①ソース・酢をひと回しくらいずつかける

②お好みでごま油・七味唐辛子・おろしニンニクをかける

③調味料を調整してよく混ぜて食べる

ソースかなー?  酢かなー?

あれ、レシピには書いてないけど、意外と醤油が合うかも……?!

 

最初はあっさり甘めの味付けなので、調味料は多めに追加しても大丈夫。

納得の味付けを探すのが案外楽しい!

 


調べて見ると、ローメンはお店によってスープがあったりなかったり、味付けが違ったり、それぞれに個性があるのだそう。

伊那市内には30軒ほどローメンが食べられるお店があるそうなので、食べ比べもしてみたいです。


萬里

住所:長野県伊那市大字伊那坂下入舟町3308

営業時間:11:00~14:00/17:00~21:00

定休日:月曜

2019年02月22日作成
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