【八百津町】RAT Design Shop

八百津町に昨年オープンしたばかりのカフェ&工房「RAT Design Shop」。

“デジタルファブリケーション”が体験できる珍しいお店なんです!

デジタルファブリケーションとは、デジタルデータをもとにしてものづくりをする技術のこと。3Dプリンターやレーザーカッターを使って、平面から立体まで様々なものを作ることができます。

お店を営むのは、アメリカ出身のサム・ラットナーさんとさわさんご夫婦。

ラットナーさんは八百津町地域おこし協力隊で「ラット」の愛称で親しまれています。

デジタルファブリケーションのおもしろさをたくさんの人に体験して知ってもらいたいと、2020年3月に念願のお店をオープンしました!

日本で建築を学んだラットさんは得意の設計や施工技術を活かして、お店をDIYで仕上げたのだそう。

木のコースターやメニューなど多くのショップツールもデジタルファブリケーションを活かして作ったものです。

日本ではまだあまり馴染みのない「デジファブ」。説明を聞くよりも実際に見てみるのが一番ということで、実際に機械を使ってある物を作っていただけることになりました。

パソコンの画面を覗き込むと、表示されていたのはさかだちブックスのウェブサイト。サイトにあるロゴの画像をデータ化して、レーザーカッターで木材に彫ってくれるそうなんです!

機械にパソコンからデータを送ると…

レーザーの強い光で木材を焦がすようにしてロゴが彫られていって、あっという間にさかだちブックスのロゴプレートが完成しました!

さかだちくんのズボンの細かい模様までしっかりと彫られていて、デジタルデータの再現性の高さにびっくり!

クオリティを保ちながら大量に同じものを作りたいときにも適しています。

また、より立体的な仕上がりにしたい場合は、カット加工がおすすめ。

レーザーでカットした木を組み合わせてランプシェードに

写真をデータ化してレーザーで木に彫刻することもできます

この技術を利用すれば、ギフトにぴったりな写真や、ランプシェード、お店の看板など、実用的なアイテムをオリジナルで制作することができ、使い方次第で、ものづくりの可能性がどんどん広がっていきます!

デジタルならではの精度の高さと、木の温かみが独特な世界観を醸し出しています。

RAT Design Shopでは、コースターやアクセサリーといった小物の制作を通して、デジファブを気軽に体験できるワークショップも行っています。

主なプランは、コースター5枚セット(¥3,500)、ピアス(¥2,000)、メッセージカード(¥2,000)、写真(¥4,500)。さらに、自由にものづくりをしてみたい方は1時間¥3,500でレーザーカッターを使用することもできます!

(※2日前までにInstagram DMにてご予約ください。機械との相性があるため、木材はできるだけお店で準備したものをお使いください。)

今後は小物だけでなく、家具や什器の制作にも力をいれていきたいというラットさん。「まだまだやりたいことはたくさんあるんです!」と、わくわくした様子で話してくださいました。

週末の営業日にはカフェとしてもオープンしています。「こんなものが作ってみたい!」という相談にも乗ってもらえるので、まずはぜひ、気軽にお店に足を運んでみてくださいね!


RAT Design Shop

住所:岐阜県加茂郡八百津町八百津4126-1-1

営業日時:金・土・日曜の11:00〜16:00

Instagram:@ratdesignshop

2021年04月02日作成
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