【本巣市】ひかるファーム
岐阜県本巣市が毎月発行している「広報もとす」で連載しているさかだちブックスのコラムの取材で、本巣市石原にあるトマト農家「ひかるファーム」さんを訪問しました!
(左から)西岡ひかるさん、ひなたちゃん、大樹さん
「ひかるファーム」さんは、西岡大樹さんとひかるさん夫婦が営むトマト農園。
大阪出身の大樹さんはもともと映画館を運営する企業に勤めていましたが、農業や自然に関わる仕事に興味があったことから、脱サラして海津市にある岐阜県就農支援センターの研修員に。1年間農業を学んだ後、2017年に「ひかるファーム」を創業しました。
こちらの農園では、岐阜県が開発した「ポット耕栽培」を導入し、トマトの栽培を行なっています。その名の通り一株ずつポットに植えられていて、機械制御で気温に合わせてホースから水を垂らしています。一般的な栽培方法よりも多くの収量が見込める一方で水の管理が難しく、大樹さんが土が乾かないよう入念にチェックしながら育てています。
大樹さんとひかるさんのお二人は、実はもともとトマトが苦手だったそう…!しかし、「だからこそ自分たちが美味しいと思えるトマトを作ろう!」と、「アルル」「フラガール」という2種類のフルーツトマトの栽培に特に力を入れています。
糖度の高い「アルル」は旨味が強く、濃厚なトマトの美味しさが味わえます。「フラガール」はトマト特有の青臭みがなく、フルーツのような甘さが特徴。「フラガールは割れやすく、収量も少なくて栽培管理が難しい品種ですが、それでも美味しいから作っています」とひかるさん。
一粒食べてみると、そのこだわりもうなずける美味しさ!癖がなくて甘いので、おやつ感覚でぱくぱく食べられてしまいます。「ここのトマトが一番美味しい!」と買ってくれる常連さんもいるほど評判なのだそう!
さらに、農園のトマトを使ったジュースやサルサソースなどの加工品も開発しています。
人気ナンバーワンは、トマトを丸ごと食べる感覚の濃厚なトマトケチャップ。塩分控えめで甘みが強く、オムレツにたっぷりかけて食べるのがおすすめです。にんにくが効いたスパイシーな「チリソース」は、唐揚げやポテトのディップソースやピザソースにと万能に使えます!
「ひかるファーム」さんの商品は、地元のスーパーに卸しているほか、ネット販売も行っていて、日本全国から注文が入ります。2023年の秋には農園の横に自動販売機を設置し、新鮮なトマトがいつでも購入できるようになりました。
販売や広報を担当しているのは、妻のひかるさん。「最初はどう売ればいいのか、右も左も分からない状態だったんですが、できることをコツコツ続けてきたら常連さんもついてくれて。これからも変わらず、全国のお客さんや地域の方々に喜んでもらいたいです」と語ってくれました。
トマト好きの方もそうでない方にも、美味しく食べてもらいたいという温かい思いを持ってトマトづくりを行う「ひかるファーム」さん。ぜひ一度、新鮮なトマトや加工品を味わってみてくださいね!
ひかるファーム
住所:岐阜県本巣市石原469-1
TEL: 090-6572-0813
Instagram:@tomato_hikarufarm_gifu
HP:https://www.hikaru-farm.com/
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