【岐阜】河村尚江さん「美濃友禅」

河村尚江デザイン事務所の代表としてデザイナーの仕事を行いながら、染織作家としても活躍する岐阜市在住の河村尚江さん。2016年に立ち上げたオリジナルブランド「美濃友禅」の作品が並ぶ個展の会場でお話を伺ってきました。

向かったのは、各務原市にある「ギャラリー&カフェ 204」。広々としたお庭のある住宅の一角で営まれている隠れ家のようなギャラリーカフェです。

河村さんの染織展「染めの彩り」に訪れたのは2021年7月のことでした。

店内は木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気で、朝はモーニングを楽しむご近所さんの姿も。オーナー夫妻は「各務原市を中心に自分の作品を展示したいという方を応援する“地域のギャラリー”を作りたい」と、2014年4月にこのギャラリーカフェをオープンされたそうです。

そして、奥にあるギャラリースペースで、河村さんが笑顔で迎えてくださいました!

加納高校美術科を卒業後、多摩美術大学のデザイン科染織デザイン専攻でさまざまな染織技法を学んだ河村さん。「染織は油絵や日本画といった従来の画法には見られない、鮮やかでダイナミックな作品表現ができるということに気づいて、その可能性に強く惹かれたんです」。

以来、染織作家として自らの表現を追求し、友禅染めや型染めといった伝統技法にアートを融合させた作品を生み出してきました。そして「京友禅や加賀友禅のように、古くから織物で栄えてきた岐阜県・美濃の地にも未来に続くような染織文化を築きたい」との想いから、2016年に立ち上げたのがオリジナルブランド「美濃友禅」だったのです。

「美濃友禅」の魅力は、はっと息をのむほど美しく、ダイナミックなグラデーション。

「水彩の色を重ねるように、薄い色を何色も重ねながら、自分がイメージする色を表現していきます。たとえば、美しい夕焼けや植物の造形、音や宇宙からもインスピレーションを受けます。自然界にある世界観、その光やコントラストの美しさに、“この世界を表現したい!”と作品を作ることも多いですね」。

岐阜市内にあるアトリエでは、6メートルもの長さのシルクに型染めを施したり、刷毛で何度も色を重ねたりと全身を使って染織アート作品の制作を行うことも。河村さんの手から生み出される美しいグラデーションの「美濃友禅」は多くのファンを魅了しています。

会場で、素敵なスカーフを発見!シルクオーガンジーを染めて作られるこの「美濃友禅シルクアートスカーフ」は、身にまとったときに程よい立体感が出るうえ、薄く透ける生地の重なりによって色に透明感や深みが生まれるため、美濃友禅の特長である美しいグラデーションが存分に楽しめます。

「巻き方によっても色の重なりが変化するので、その時々で表情や印象が変わるんですよ」と河村さん。着けるたびび表情が変わる、まさに、“一期一会”のアートスカーフなんですね!

こちらは「美濃友禅シルクアートマスク」。3層構造になっていて、表面の美濃友禅のシルクオーガンジーが華やかで、気品も感じさられます。「顔に当ててみると、どの色が似合うのかがよくわかるんですよ。ぱっと表情が華やいで、元気に見える色がみなさんそれぞれにあるんです。お着物にもよく合いますよ。美濃友禅のスカーフやマスクで、ご自分に似合う色を日常的に身に付けて楽しんでいただけたら嬉しいです」。

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※2021年7月22日(木)〜2021年12月26日(日)まで、東京原宿にある「WITH HARAJUKU」内の「HARAJU Cross JMC_est」にて、POP UP EVENT 「GIFU premium」が開催されています。こちらの「美濃友禅シルクアートスカーフ」と「美濃友禅シルクアートマスク」は9月30日までの「POP UP PART1」で販売されています。また、9月27日から11月30日までJR東京駅グランスタ丸の内坂エリアにてオープンする「GIFU premium」POP UPでも、「美濃友禅シルクアートマスク」が販売されます。お近くの方はぜひ、会場でお買い求めください。

※以前に「GIFU premium」をご紹介した記事はこちら


美濃友禅

WEBサイト:https://naoe-kawamura.com/

美濃友禅オンラインストア:https://naoekawamura.stores.jp/

2021年09月19日作成
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