【岐阜市】岐阜町エリアに「まちやど金木犀」がオープン!

岐阜市大和町に2025年7月、一軒貸しの宿「まちやど金木犀(きんもくせい)」さんがオープンしました。

伊奈波神社や岐阜善光寺からもほど近く、町家や老舗の商店が点在する歴史のある“岐阜町エリア”に昭和9年に建てられた民家で、家主さんが住まなくなった後は貸家として利用され、舞妓さんや芸妓さんが座学を勉強する場所として使われていたこともあるのだそう。

ここで「まちやど金木犀」をオープンしたのは、訪問美容を専門とする美容師の山本舞さん。以前から古民家で美容室を開きたいと思っていた山本さんは、2022年に開催された「リノベーションスクール@伊奈波」に参加したことがきっかけで、岐阜町のエリアマネジメントを行う「岐阜まち家守」のメンバーや地域の人と出会い、このエリアでお店を開きたいと思うようになったそう。

「岐阜まち家守さんに協力してもらいながら、3年くらい物件を探していて、ちょうど空き家になるタイミングだったこの建物に辿り着きました。それまでみんなでまちづくりについて考えていた中で、岐阜町に“宿”があれば、もっと岐阜を訪れる人にまち歩きや、ゆったりとした時間を楽しんでもらえるんじゃないかと思うようになって。それで、『まちやど金木犀』をオープンしたんです」。

そして、もともと民家として大切に住まれていた建物を活かし、必要なところだけ改修を行って一軒貸しの宿をスタートしました。

2階はちゃぶ台を囲んでくつろげる和室と布団が敷かれた寝室の2部屋があり、障子を開くと隣家の庭や山の緑が眺められます。時折、静けさの中に鳥の鳴き声や時を告げる鐘の音が聞こえてきて、スマホを鞄の中にしまって、のんびり本でも読みたくなるような気持ちになります。

もともと住居として使われていたので、もちろんキッチンや浴室なども完備。「食器や鍋、戸棚、椅子などの家具も、近くのお店で使われなくなったものや、地域の方からいただいたものがほとんどなんです。いろんな方に応援していただいて、とてもありがたいです」と山本さん。

ぎふメディアコスモスや今年春に「岐阜城楽市」がオープンした岐阜公園、鵜飼が行われる長良川河畔へもアクセスが良く、趣のある古い町家や商店もある岐阜町エリアに誕生した「まちやど金木犀」さん。すでに海外からの旅行者も多く宿泊して、まち歩きを楽しんでいるのだとか!友人が岐阜に遊びに来たときにおすすめしたり、一緒に泊まったりするのも素敵ですよね。

宿としてだけでなく、読書会や食事会などのイベント会場として時間貸しで利用することもできますので、ぜひ利用してみてくださいね!


まちやど金木犀

住所:岐阜市大和町9

宿泊料金:1棟(最大4名まで) 平日20,000円、金・土曜、祝前日は22,000円、1人で利用の場合は14,000円(すべて税別)
※チェックイン15:00〜、チェックアウト〜11:00

イベント利用料金:あさ(10:00~13:00)3,300円、ひる(14:00〜17:00)3,000円、よる(18:00〜21:00)6,000円、終日(10:00〜21:00)11,000円(すべて税別)
※詳細は公式LINEまたはInstagramのDMなどでお問い合わせください

公式LINE:https://lin.ee/fnAzbjS

Instagram:@machiyado_kinmokusei

2025年11月23日作成
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