【美濃加茂市】らんびー/岐阜ランチ

2022年10月に美濃加茂市にオープンしたローカルカレーショップ「らんびー」さんへ、ランチに伺いました!

空き家になっていた民家をフルリノベーションしたお店は、どこかレトロさを感じる丸みのある窓が、とても印象的です。そして昔懐かしい喫茶店を思い浮かべるような扉を開くと…。

店内はすっきりとモダンでおしゃれで、そのギャップにちょっとびっくり!厨房を囲むL字型のカウンターにさりげなく飾られた個性的なオブジェ、お会計の窓口まで遊び心とセンスの良さを感じますが、妙な居心地の良さもあります。

カウンターのほかに小上がりになった畳の座敷スペースもあり、家族連れや友人同士でワイワイと一つのちゃぶ台を囲むこともできます!

オールドトーキョーチキンカレー 1,000円

カレーのメニューは甘口、中辛、辛口の3種類があり、「オールドトーキョーチキンカレー」は辛みがほとんどなく、辛いのが苦手な方やお子さんでも食べられる甘口。まるでスープのような、さらさら、あるいはシャビシャビという表現がぴったりなカレーです。

フルーツや出汁をベースに仕上げているため、優しい甘みが広がりますが、スパイスの奥深さはもちろん健在。チキンカレー定番の手羽元ではなくモモ肉を使っているのも、ご飯が白米なのも、日本人には馴染みがあります。

ポークヴィンダルー 1,200円、ポテトマサラ 200円

中辛にあたる「ポークヴィンダルー」は、長年ポルトガル領だった南西インドにあるゴア州が発祥という、辛くて酸っぱいカレー。口に含むとワインビネガーの爽やかな酸味と、スパイシーな辛みが広がります。お皿の中央には大きな豚肉の塊が横たわっていて、食べ応えも充分!

付け合わせにプラスした、ふんだんにスパイスを混ぜた「ポテトマサラ」ともよく合います。

インド風チキンカレー 900円、ネギとキャベツのトーレン 200円

そして、カレーらしい辛さがお好みの方におすすめなのが、「インド風チキンカレー」。こちらもさらっとしたカレーですが、スパイスの刺激がきいていて、なかなかの辛さ!でも、その奥に複雑な旨みが広がって、癖になります。

野菜をココナッツの蒸し炒めにした「ネギとキャベツのトーレン」がいい箸休めになります。

季節の果実ソーダ(すもも) 550円

ドリンクにはチャイもありましたが、涼やかな季節の果実ソーダを。すももの甘酸っぱさとミントの香りが爽やかで、暑い夏のカレーにぴったりでした!

美濃加茂市出身の店主の高木健斗さんは、大学生の頃に初めて食べた蒲郡市にある「SUNDAY SPICE」さんのカレーの美味しさに衝撃を受け、すっかりファンになったことが、カレー屋さんを始めるきっかけになったのだそう。開店資金を貯めるために美濃加茂市内の自宅から通える距離にある会社に4年間勤めた後、名古屋市内の南インドカレー専門店「ERICK SOUTH」さんで4年間修業を積み、独立して地元でこの「らんびー」をオープンしました。

「地元の人たちが来てくれるまちのカレー屋さんでもあり、カレーをこよなく愛するカレーファンたちにも応えていけるようなお店でもありたいですね」。

ちなみに「らんびー」という店名は、お店をオープンする前にインドを旅していた時、現地で出会ったインド人たちにヒンディー語で“背が高い”“長い”という意味の「ランビー」と呼ばれていたのが由来なんだとか。

お店の看板や店内に飾られた絵に登場する「らんびーくん」は、可児市出身で高木さんの友人であり、アーティスト・キュレーターとして東京の表参道でMATというギャラリーを運営するトマソンさんが描いたもの。なんとも愛らしい表情とポップな色使いが目を引きますね。

高木さんの人懐っこく穏やかな人柄がそのまま料理にも表れているような、らんびーさんの魅力的なカレー。ぜひ、みなさんも食べに行ってみてくださいね!


らんびー

住所:美濃加茂市太田町4365

営業時間:11:00〜14:00、18:00〜21:00

定休日:日・月曜、木曜の夜

駐車場:4台

Instagram:@lambee_curry

2023年07月28日作成
関連記事