【恵那市】小さなスパイス食房と喫茶のお店 クラシヤ/岐阜ランチ
ある晴れた休日、実にのどかな田園風景と小高い丘の深緑を眺めながらドライブしてたどり着いたのは、恵那市明智町にある小さなスパイス食房と喫茶のお店「クラシヤ」さん。
不定休でマイペースに営業されている小さなお店で、スパイスカレーがとても美味しいとの噂を聞いて、ずっと訪れてみたかったのですが、念願かなって伺うことができました!
店内はモスグリーンに塗られた壁やステンドグラスのペンダントライトなど、どこか異国風のインテリアが素敵で、旅先の知らない町のレストランを訪れたような気分に。
アンティークの机やソファも空間に馴染んでいて、ゆったり流れる時間もとても居心地がよく、思わず長居をしたくなります。
ランチメニューは「Spicecurryプレート」に本日のトッピングcurryが付く「少し贅沢なSpicecurryプレート」、「魯肉(ルーロー)そぼろ飯」の3種類。さらにカレーには+100円で魯肉そぼろもトッピングできるとのことで、ここは「少し贅沢なSpicecurryプレート」に魯肉そぼろとピックルもトッピングという、“もっと贅沢な”プレートを注文!
ちなみに食後はショーケースにある「本日のケーキ」とドリンクのセットも注文できます。スパイスキャロットケーキやチョコミントハーブケーキなど、デザートにもスパイスやハーブが使われていて、クラシヤさんらしいラインナップ。ケーキのほかにスコーンもあり、すべてテイクアウトも可能です。
カレーを待つ間、お店の奥のギャラリースペースで、Julia Moli @juliamoli_._._._ceramics さんの陶芸作品と、TAGAKOさんの絵画の展示「一十百の愛しきもの」(2023年7月末まで)をじっくりと眺めます。
真っ白な陶のお皿に揺らぎのあるグラス、ざくろなどの果実をかたどったオブジェ。その一つ一つがとても愛おしく感じられます。風鈴は静かに風になびいて音を立てていて、少しの間、心が澄み渡るようなこの美しい世界観に浸ってしまいました。
そして展示を見終わったころ、お待ちかねのスパイスカレーがテーブルに…!
大きなプレートの中央の魯肉そぼろがかかったご飯にパパド(薄焼きせんべい)がのせてあり、それを囲むように、チキンカレーと本日のトッピングカレーのイカのアンボティック(辛くて酸っぱいシーフードカレー)、ダール(豆のカレー)、サラダやゆずレモンピックルなどの副菜、あさりピックルがずらり!
3種類のカレーはそれぞれにスパイス使いの妙味が感じられて、とにかく美味しい…!としか言葉が見つかりません。特にチキンカレーは鶏肉がほろほろで、ご飯とも合いますが、そのままスープとしても飲みたくなります!
ピックルは、肉や野菜をスパイスと油で炒めたインドの保存食のことで、あさり特有の旨みがぎゅっと凝縮されています。このまま、おつまみにしたいほどの美味しさ…。
こちらはあさりのピックルではなく、砂肝のピックルをトッピング。砂肝のプリッとした食感と少し癖のある味わいがスパイスによってうまく引き出されています。
そしてサラダの隣には、まるで絵の具を絞り出したかのようなピンク色が目を引きますが、これはビーツのライタ(ヨーグルトサラダ)。自然の植物の中にこれほど鮮やかな色が存在するのだと思うと、驚きです。
とにかく、目でも舌でも、そして五感全てでスパイスの可能性が楽しめたクラシヤさんのカレー。クラシヤさんはいろんなイベントにも出店されていますので、Instagramで営業日や出店スケジュールなどをご確認の上、ぜひみなさんも訪れてみてくださいね!
小さなスパイス食房と喫茶のお店 クラシヤ
住所:岐阜県恵那市明智町野志222
営業時間:11:00〜17:00(LO16:00)
定休日:不定休(Instagramにてご確認ください)
Instagram:@kurashiya
TEL: 090-9945-3988
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