【岐阜】長良川鵜飼観覧/こよみのよぶね
毎年12月の冬至の日には、“こよみのよぶね”があります。
1から12の数字の形をした行灯と、その年の干支の行灯を、
船にとりつけ、長良川で流し、1年を振り返るお祭りです。
今回は、昨年・今年とリーダーを務める門脇さんが、
こよみのよぶねを行う長良川は鵜飼で有名なので、
こよみのよぶねに関わっている人を集めて鵜飼観覧会を開催しました。
鵜飼を楽しむにはまずこちらの鵜飼乗船場でチケットを買います。
近くの旅館に宿泊されている方が浴衣で歩いていたり、外国のツアーの方がみえたりと
観光客の方で賑わっていました。
まず船に乗る前に、鵜匠さんから鵜飼について教えて頂きました。
鵜飼は伝統的な漁法です。
宮内庁式部職鵜匠という国家公務員であり、長良川には6人の鵜匠さんがみえます。
鵜の首にヒモを付け、鮎をのどの奥に通らせないようにします。
「鵜呑み」という言葉は、鮎を噛まずにそのまま飲み込む様から生まれた言葉だそうです。
リーダーの門脇さんに案内して頂き、蒼流丸に乗船です。
花火があがり、いよいよ鵜飼のスタートです。
鵜匠の山下哲司さん。
12本のひもに繋いだ鵜が鮎を捕ったところを見計らい、
鵜を引き寄せ鮎をつかまえていきます。
この日は天気もよく、沢山の観覧船が並んで鵜飼観覧を楽しんでいました。
最後は総がらみ。
6艘の鵜舟が横1列にならび、一斉に漁を行う光景は圧巻です。
72羽の鵜が一斉に並んで漁を行うので、鮎を追いつめる事が出来る、
実際に漁を行っていた頃からある漁法だそうです。
こよみのよぶねの親睦も深まり、今年も冬至に向けて徐々に動き出しました。
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2015年05月27日作成
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