【大垣】金蝶園総本家

大垣の老舗の御菓子屋「金蝶園総本家」さんは今から220年前に当時の大垣の中心地「舟町」で創業しました。

明治時代に鉄道が開通したことを受けて、大垣駅前に場所を移し現在に至ります。

 

この時期の一番人気はなんといっても水まんじゅう。

カラフルなおちょこが店頭の水槽の中に並ぶ様子は大垣のまちに初夏の訪れを告げます。

 

8代目社長の北野さんによると、もともとは毎年5月半ばに開催される大垣祭りの日から夏の間だけ販売していましたが、人気に応えて現在は4月初旬から10月ごろまでに販売期間を延ばしています。

水まんじゅうは、まだ冷蔵庫がない明治時代に、水で冷やせる和菓子として試行錯誤の結果誕生しました。はじめは、くずまんじゅうを水で冷やしたところ、葛粉は水に溶けやすく、でんぷん質は冷やすと硬くなってしまうため、食感が崩れてしまったのだといいます。そこで、わらび粉を混ぜ水分量を増やすことで、水で冷やしてももっちりとした食感が楽しめる水まんじゅうが誕生したそうです!

 

水まんじゅう2個セット(390円)

店内でいただくこともでき、定番のこし餡、抹茶餡の他に、月替りの餡も楽しめます。

4月の餡はさくら餡。ほのかな桃色がとてもかわいらしかったです!

 

まんじゅうのもっちりとした弾力がスプーンを伝わってきて、いかにもおいしそう……!

あんこは甘すぎず上品でまんじゅうとの相性抜群。つるっと喉を通ります。

 

水まんじゅうの他にも、2代目のころから160年以上変わらぬ味を守り続けている看板商品「金蝶園饅頭」や、お茶請けにぴったりな季節の和洋菓子も種類豊富に取り揃えられています。

大垣を訪れた際にはぜひお立ち寄りください!

 


金蝶園総本家 大垣駅前本店

住所:岐阜県大垣市高屋町1-17

営業時間:8:00~19:00

HP:http://www.kinchouen.co.jp/

 

2018年04月10日作成
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