【笠松町】笠松競馬場に行ってきました!
笠松町にある地方競馬の競馬場「笠松けいば」。その存在は知っていても実は出かけたことがなかった編集部の杉田さんが、ついに初潜入してみました!
昭和9年に中津川市にあった中津競馬場が移転して創設された笠松競馬場。“アンカツ”こと安藤勝己さんら名騎手、そしてオグリキャップやラブミーチャンといった名馬を輩出した競馬場としても有名です。
そして最近は、スマホアプリやPCゲームの「ウマ娘(ウマ娘 プリティーダービー)」が大人気となったことから、若い世代を中心にオグリキャップ熱が再燃!オグリキャップデビューの地である「笠松けいば」を訪れるファンも多いのだそう!
所属騎手の中には、以前、TOFU magazine 12号の特集で取材させていただいた深澤杏花さんの姿も!深澤さんは先日ついに100勝目を飾ったそうで、とても活躍されています!
※笠松競馬場所属の女性ジョッキー深澤杏花さんを取材した記事はこちら
正門をくぐり、まずは当日の出走馬や騎手の名前が書かれたレース表を入手。モニターには、レース前の馬の様子や次のレースのオッズ(概算払戻率)などが映し出されています。
せっかくなので、100円で馬券を購入して観戦することに!とはいえ、買い方が全くわからないので、発券所の女性スタッフに聞いてみると、親切に教えてくれました。
マークシートで記入するのはおもに5カ所。
①開催場所の「笠松」と、②「レース番号」(8レース目なら8)を塗りつぶします。
③「式別」は賭け方のことで、
1着の馬を当てる「単勝式」、
3着までに入る馬を当てる「複勝式」、
1、2着または2、1着の枠番号の組み合わせを当てる「枠連複(枠番号連勝複式)」、
1、2着または2、1着の馬番号の組み合わせを当てる「馬連複(馬番号連勝複式)」、
1、2着の馬番号の組み合わせを着順のとおりに当てる「馬連単(馬番号連勝単式)」、
1、2、3着の馬番号の組み合わせを当てる「3連複(馬番号三連勝複式)」、
1、2、3着の馬番号の組み合わせを着順どおりに当てる「3連単(馬番号三連勝単式)」
などから1つ選びます。
※馬券の種類について詳しくは >> 勝馬投票券(賭け式)の種類
④賭ける馬の「馬番」と、⑤賭ける「金額」(100円の場合は金額1と単位百円)を塗りつぶしたらOKです!
発売・払戻機に、お金と記入した投票カードを入れると、馬券が発行されます!
最初は賭け方の種類や違い、オッズ(概算払戻率)の見方など、わからないことも多くてドキドキしますが、好きな番号や馬の名前を選んでとりあえず挑戦!すると、意外と簡単に馬券が購入できました!
さて、いよいよレースがスタート!ファンファーレが鳴り響き、ゲートに馬が入場。そしてゲートが開いた途端、一斉に馬が走り出します!
それにしても馬の速いこと!!コーナーを回って現れた馬たちが、あっという間に目の前を通り過ぎていきます。
馬券を握りしめて興奮しながらレースの行方を見守る杉田さん…!
誰もが1着でゴールを決める馬に熱い視線と声援を送ります!
購入した馬券は、1、2着または2、1着の馬番号の組み合わせを当てる「馬連複」で、好きな数字の3番と5番。
さて、結果は…?
なんと!1着3番、2着5番で的中です!!!
大喜びで払戻しの手続きを。オッズなども調べていなかったのですが、果たして、100円がいくらになるのでしょう…?
当たり馬券を払戻機に入れると、460円と表示が。まさにビギナーズラックで、100円が4倍以上に…!やっぱり当たると嬉しいもので、競馬にハマってしまう人の気持ちがよくわかりました!
そして、杉田さんがその460円を握りしめて向かったのは、競馬場内にある「丸金」さん!時代を感じるなんともレトロな佇まいと、「トンチャン」「キモ焼き」「どて煮」「当りもち」といったそそられるメニューがとっても気になっていたのです。
大きな鍋の中でぐつぐつと煮込まれているどて煮、炭火で焼く串焼きやお餅、馬の焼印が押された大判焼き…。本当にどれも美味しそう!店内ではうどんやそば、親子丼なども食べられます。
迷いましたが、ここは「どて煮」と「串カツ」を。もちろん、串カツもソースではなく、どて煮のみそに浸してもらいます。熱々をパクリと頬張ると、どては柔らかくて旨みがあり、カツも甘めの味噌ダレがよく合って、とにかく最高!!(勝ったお金で食べるからなおさら美味しかったようです!)
競馬の開催日にしか味わえない、隠れた絶品グルメを発見して大満足の杉田さんでした。
丸金さんのほかに、美味しそうなたこ焼き屋さんもあります。実は笠松競馬場は名鉄笠松駅から徒歩で3分。休日に電車で訪れて、どて煮や串カツ、たこ焼きを買って、ビールを片手にのんびり競馬観戦するのもいいですね!
競馬場内にはお子さんが遊べるキッズルームも完備されているので、親子のお出かけスポットにもぴったり。
そんなキッズルームの入り口付近で、意外なものを発見…!マンホールのすぐそばに、小さな猫の足跡が…!?スタッフの方が教えてくれたのですが、この足跡はわざと付けたものではなく、補修工事をしていたときに野良猫が通って付いたものなんだそう!ローカル競馬場ならではの、とってものどかなエピソードにほのぼのしてしまいました。それにしても、きれいに両前脚の足跡だけがくっきり。どうやって歩いていたのか、気になりますね。
東スタンドの2階には「ユーホール」という冷暖房完備の観覧席(入場料500円)、西スタンドの2階には冷暖房完備の「特別観覧席」(入場料600円)があるので、朝から夕方まで行われるレースをじっくり観たい方はこちらへ。
すっかり競馬の面白さに開眼し、笠松競馬場でののんびりした過ごし方が気に入った杉田さん。
次のレースも出走前にパドックを周回する馬を眺めたり、スクリーンに流れる解説を聞いたり、レース表とにらめっこしたりして、再び気に入った馬に100円を賭けて観戦します。
この日の注目の高いレースだったこともあって、いつのまにか観客の数もぐっと増えていました。
観客席からは「行けー!7番ー!」「そのまま、そのままー!」「8番抜けー!」と、歓声が起こります。ドッドッと大地を蹴る馬の足音が響いて、その迫力にすっかり圧倒されます。騎手のみなさんも、めちゃくちゃカッコイイ!
残念ながらこちらのレースは勝ち馬を当てることはできませんでしたが、存分に競馬を楽しむことができました!
若い学生やカップル、親子連れも多く、気軽に出かけられるレジャースポットとして楽しめる笠松競馬場。事前にレース開催日などをチェックして、ぜひみなさんも訪れてみてくださいね!
笠松けいば(笠松競馬場)
住所:岐阜県羽島郡笠松町若葉町12
入場料:笠松けいば開催日は100円 ※14歳以下は無料 ※15:30以降は無料 ※祝日、月曜は女性入場無料
TEL:058-387-3278
WEBサイト:https://www.kasamatsu-keiba.com/
※レースの開催日などはWEBサイトにてご確認ください
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