「地芝居印帳二〇二五」が完成しました!

岐阜県から、県内各地で行われる地芝居を観て“地芝居札”を集める「地芝居印帳二〇二五」が発行されました!

地芝居とは、地元の素人役者によって演じられる、地域に根付いた歌舞伎や文楽、能狂言、獅子芝居の総称。岐阜県は古くから地芝居が盛んな地域で、県内で40を超える地芝居団体が活動し、毎年各地で定期公演が行われています。歴史ある芝居小屋や舞台も多く、なかには築100年を超える芝居小屋で公演が行われることも!

(左)「第12回岐阜まち歌舞伎」の様子(右)明治時代に建てられた歌舞伎舞台「村国座」(各務原市)

地芝居は、演じるだけでなく、振付・化粧・衣裳から楽器の演奏や舞台の道具にいたるまで、すべて自分たちで準備します。「大向こう」(掛け声)や「おひねり」(ご祝儀)で演者と観客が一体となって楽しめることも魅力です。

そんな地芝居をたくさん観てもらおうと発行されたのが、「地芝居印帳」です。

地芝居公演の会場で無料で配布される地芝居印帳に、各地の公演で入手できる“地芝居札”を綴って楽しむことができます。

ちなみに現在公演で配布されている”地芝居札”がこちら。桜やつくし、たんぽぽのイラストが春らしく、とっても華やかです!絵柄は他にも種類があり、季節や公演によって配られる地芝居札が変わります。どんな絵柄があるかは、公演会場についてからのお楽しみです!

ちょうど、4月に編集部が観てきた「岐阜まち歌舞伎」でも、地芝居札をゲットしました!この公演の会場でしか入手できない、レアな地芝居札。御朱印のようにコレクションできて、集めがいがあります!

*各会場で配布される地芝居印帳、地芝居札は数に限りがあります

地芝居印帳には各地の公演一覧や地芝居団体の分布図が掲載されていますので、こちらも参考にしながら公演を探してみましょう。日程がまだ決定していない公演については、「地芝居大国ぎふWEBミュージアム」のサイトで随時、情報が発信されますのでチェックしてください!

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地芝居に携わっている方や、地芝居をよく観る方はもちろん、観劇したことがない方も、地芝居印帳を片手に、ぜひ岐阜県内の公演を巡ってみてくださいね!

(地芝居印帳のデザインはさかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただいています。)

2025年05月02日作成
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