【本巣市】平成農園
本巣市のモレラ岐阜近くにある「平成農園」さんに取材に伺いました!
農園を営むのは、迎えていただいた4代目の横幕友美さんをはじめ、友美さんのご両親の重行(しげゆき)さんと春江さん、友美さんの妹のさおりさん、そして息子である5代目の荘生(そうき)さんの家族5人。
平成農園さんの始まりは、なんと明治29年!長年の経験を活かしつつ、試行錯誤しながら家族で農作物を育てています。
平成農園さんの特徴は、その栽培する品種の豊富さ。
およそ1haもある農園では、イチジク、イチゴ、柿、ブドウといった果物から、トマト、ピーマン、大根、イモ類などの野菜まで、およそ40品目を栽培しています。
取材時には、まだ実が青々とした柿や、冬から春が旬のイチゴ、そして食べごろのブドウの畑を案内していただきました。
「同じものだけを作っていると飽きてきてしまって(笑)。自分たちが食べたいもの栽培するうちに、どんどん扱う品種が増えていきました」と友美さん。
なるべく農薬は使用せず、米糠(こめぬか)や馬糞でできた有機肥料を使い、栽培方法にもこだわっています。
数ある品種の中でも特に人気なのは、取材に訪れた夏の終わりから秋が旬のイチジク!
大きな手のひらのような葉っぱがついた木には、まさにこれから収穫を迎えるイチジクがたわわに実っていました。
イチジクは繊細で傷つきやすく、雨などにも弱いそう。この日はもうすぐ雨が降りそうということで、色づいたイチジクが次々と収穫されていました。
せっかくなので、早速採れたてのイチジクをいただきました!
とろりと濃厚な果肉には、しっかりとした甘みとほどよい酸味がぎゅっと凝縮されていて、一足早く“味覚の秋”を感じます…!
「一度味わうと、平成農園さんのイチジクしか食べられなくなる」という常連さんからの声が多いのも納得のおいしさです!
イチジクをはじめ、平成農園さんの新鮮な果物や野菜を手に入れるのにおすすめなのが、農園の脇にある自動販売直売場。
こちらの直売場では、窓付きのコインロッカーのような販売機に毎朝10時から農作物が並びます。
購入方法は、自動販売機と同様、購入したい野菜や果物を選んでお金を入れるだけ。新鮮な食材が欲しい時に手頃に購入できると評判で、中には毎朝通うお客様の姿も。
最近は公式LINEでの予約販売も始めたので、遠方からも平成農園さんの食材を求めて足を運ぶ方もいらっしゃるそう。自動販売直売場以外にも、近隣のJAやオンラインでも販売しています。
「やっぱり、手間暇かけて作ったものを“おいしい”と言ってもらえるのが嬉しいですね。いつも来てくれるおばあさんからお手紙をいただいたこともあって、とっても嬉しかったですね。毎朝直売所に来てくれる常連さんは、荷下ろしを手伝ってくれたりもするんですよ(笑)」と友美さん。
「自分たちがおいしいと思えるものを、お客さんにも味わってもらいたい」。そんな思いを脈々と受け継ぎ、横幕さん一家は今日も助け合いながら果物や野菜作りに勤しんでいます。
※「平成農園」さんは、本巣市の「広報もとす」のさかだちブックスの連載コラムでも、2022年10月号でご紹介しています
平成農園 自動販売直売場
住所:本巣市三橋48
TEL:058-3244-524
WEBサイト:https://www.heiseifarm.com/
Instagram:@heiseinouen
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