【郡上市】さかだちぶらり旅・郡上② 郡上鍾乳洞
郡上市和良にある「喫茶めぐり」さんで、のんびりと美味しい料理や野草茶をいただいた編集部は、道中で看板を見つけて気になった「郡上鍾乳洞」へ向かいます!
※【郡上市】さかだちぶらり旅・郡上①喫茶めぐり/岐阜ランチの記事はこちら
郡上市には「大滝鍾乳洞」や「縄文鍾乳洞」、「美山鍾乳洞」など、鍾乳洞がいくつもあるんです。でも、実はこの「郡上鍾乳洞」のことは初めて知りました!土日や夏休みなど、営業日が限られているため、知る人ぞ知る鍾乳洞のようです。
駐車場に車を停めて、道を渡って鍾乳洞の入り口へ。「水と光の芸術」と書かれた案内看板は、よく見るとすべて手書き!いつ頃書かれたものでしょうか。なんともいえない味のある文字に惹かれます。そして「太古の王宮も斯(かく)やと思わせる景観を呈し、あたかも悠久の宮殿に遊ぶが如(ごと)き」と表現される鍾乳洞とは…。一体、どんな鍾乳洞なのでしょう…!?
はやる気持ちで入り口へ。
この日は夏の終わりとはいえ、猛暑日。額に汗を滲ませていたのですが…なんと入り口の前に立つだけで、まるで天然の冷房の風を受けているかのようにかなり涼しい冷気が!!!ああ、生き返ります!
入り口を入ってすぐのところには、紙コップと柄杓が。こちらの水は飲用でき、弱アルカリの美味しい水とのこと。それほど冷たくはありませんが、なめらかで澄んだ水です。
早速、経路の矢印にそって、進んでいきます。この鍾乳洞は国内有数の水量で、なんと毎分1トン以上の湧水量を誇るのだとか。長年の地下水の侵蝕によって地下空洞が作られ、水深数メートルの幾つもの“地底湖”で繋がっているんだそう!
洞内は常に12〜14℃に保たれているため、ずっと冷んやりとした空気に包まれています。いくらか進んだところで、岩肌にもやしが伸びたような植物を見つけました!本来、真っ暗な鍾乳洞の中に芽生えた植物に、たくましい生命力を感じます!
どんどん進んで行くと、赤くライトアップされた「地獄谷」や、壁面を覆う「鍾乳華」などの見どころが次々に現れます。
「天に通ずる道」「猛獣の間」(猛獣たちがいます…!)、そしてシャンゼリゼ通りまで…!?(笑)
全長約400メートル、およそ15分ほどの道のりですが、3億年という想像もつかない歳月によって造られた鍾乳洞の神秘に圧倒され、大いに探検家気分を満喫することができました!
冷んやりした空気に、だんだんじめっとした熱気が加わり、それが生暖かい空気へと変わり、出口を抜けると、眩しいばかりの緑と日差し、蝉の鳴き声、再びの猛暑…!暑い!!
外から見たらどこにでもあるような小さな山の底に、まさかあんな世界が広がっているなんて…。やっぱり、自然は神秘的で、不思議だなあ、と思わずにはいられませんでした。
入り口まで戻ってくると、受付の建物の壁に「珍」の文字を発見!この郡上鍾乳洞は、あの人気テレビ番組「ナニコレ珍百景」に登録されているそうです!
鍾乳洞の前にある池にはニジマスが泳いでいて、餌やりもできます。そういうところもとてもアットホームで、なんだかほのぼのとしてしまいました。ちょっとマニアックな観光スポットとして、かなりおすすめな郡上鍾乳洞。ぜひ、ふらりと立ち寄ってみてくださいね!
そして、今回のさかだちぶらり旅・郡上編は、郡上八幡にあるブックカフェへと続きますよ!
※【郡上市】さかだちぶらり旅・郡上③ Book Cafe & 私設図書館「風立ちぬ」の記事はこちら
郡上鍾乳洞
住所:郡上市八幡町入間1180
営業時間:9:00〜16:30
休業日:不定休
料金:大人500円、中学生300円、小学生200円、幼児無料
駐車場:無料30台
TEL:0575-68-2101
WEBサイト:https://gujo-shonyudo.jimdosite.com/
さかだちブックスをフォローする