「岐阜株式会社」が設立されました!

2025年8月1日(金)、岐阜に、経済を通して地域を豊かにする、新しい会社が誕生しました。その名も「岐阜株式会社」

何かと何かを繋ぐとき、
そこに新しい価値が生まれる。

岐阜株式会社は、
ものづくり、小売、流通、移住、観光、暮らし、
岐阜にまつわるすべてを
日本全国、そして世界と繋ぎ、
それを“経済”に落とし込みます。

わたしたちが目指すのは、
岐阜の“株価”を上げること。

岐阜の価値を高めていくことで、
地域が豊かになる新しい地域経済の仕組みをつくり、
その豊かさを共有できる社会を創造していきます。


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岐阜株式会社は、岐阜の特産品の企画開発・販売、産業を活性化する新規事業の立ち上げ、2023年3月に東京・日比谷にオープンした岐阜のアンテナショップ「岐阜トーキョー」での岐阜の発信の強化など…、既存の枠にとらわれず、さまざまな角度から岐阜の株価(=「価値」)を高め、豊かな地域経済の仕組みをつくる会社です。

そんな岐阜株式会社が、これからどんな未来をつくっていくのか…共同代表の今尾真也さんと長縄尚史さんにインタビューを行いました!

今尾真也/代表取締役社長(写真右)

1985年岐阜生まれ。株式会社リトルクリエイティブセンター代表取締役。2014年に同級生3人で、まちづくりを中心にデザインからディレクションなどを行うクリエイティブ会社「株式会社リトルクリエイティブセンター」を創業。「ALASKA BUNGU」や「さかだちブックス」をはじめ、多数のプロジェクトの立ち上げやディレクションを手がける。2019年には東京・上野にアンテナショップ「岐阜ホール」を立ち上げ、2023年3月には「岐阜トーキョー」と改め東京・日比谷に移転オープン。県内の15市町1社と連携協定を結び、首都圏に向けた岐阜のプロモーションを行う。

長縄尚史/代表取締役社長(写真左)

1974年岐阜生まれ。一般社団法人かかみがはら暮らし委員会代表理事。2016年、市主催のイベント「マーケット日和」を企画・運営していたメンバーと「一般社団法人かかみがはら暮らし委員会」を発足し、同年、市内の公園「学びの森」にカフェ「KAKAMIGAHARA STAND」をオープン。公共空間、公共施設の民間活用をベースにしながら、企業サポート、イベントの企画運営、お店、ブランドの立ち上げに携わる。

今尾 2017年に東京のマンションの一室に小さな事務所をつくったことから始まり、2019年に上野にオープンした「岐阜ホール」、2023年に銀座エリアへ移転・オープンした「岐阜トーキョー」と、ここまで8年かけてステップアップをしながら、全国に向けて岐阜の発信を行ってきました。少しずつ岐阜の可能性が見えてきて、「ここから先はさらにたくさんの人を巻き込んでいった方が面白くなるな」と思って、株式会社をつくることにしました。

今尾 目指す規模が大きいので、一人ではなく、何人かで一緒にやっていくべきだと思ったんです。僕は岐阜株式会社に関してすごく広い捉え方をしていて、僕らのための会社ではなく、地域全体のための会社だと考えています。そのために、これからどんどん仲間を増やしていきたい。

今尾 「いろんな人を巻き込んで、盛り上げていけるのは長縄さんしかいない!」と思って、共同代表をお願いしました。僕は人前で話すことが恥ずかしいので、得意な長縄さんが「話す担当」、僕が「考える担当」と役割分担をしています(笑)。

今尾 僕はやはり、“人”ですね。岐阜にいる面白い人たちが集まったり、「ここが混ざるの!?」っていう人たちが繋がっていくことで、「何かすごいことが始まるんじゃないか」という期待が生まれますよね。株価って業績や“期待”によって上がるので、そういうワクワクを仕掛けていきたいです。

長縄 岐阜と一口に言っても、県内にはさまざまな地域があって、それぞれの地域で面白いアクションをしている人やお店がたくさんあって…それらの“個性”が一番の魅力だと思います。それを、全国に伝えることが岐阜株式会社の価値であり、僕のミッションだと感じています。

長縄 みなさん、岐阜のことを岐阜だけで語りがちなんですが、それには限界があると感じています。例えば、岐阜名物の「鮎」の話をするとしても、高知や京都など他にも産地がいろいろある中で「岐阜の鮎」の特徴が何かを見つけ出すことで、魅力が伝わるものなんです。

今尾 もっと広い目線を持って、新しい展開の仕方を考えていきたいですよね。

長縄 あとは、「岐阜に行ってみよう!」という気持ちを、どれだけいろんな角度からつくれるかではないでしょうか。ど真ん中の岐阜をPRすることって、今さら僕らがやる必要はないんです。定番“じゃない”方の価値を生み出して、岐阜の新しいイメージをつくりたいです。

長縄 “新しい中山道”のような役割になれたらいいなと思います。どういうことかというと、京都から岐阜を通り、江戸(東京)へ繋がっていた中山道が当時の流通や経済に重大な役割を果たしていたように、岐阜のものが東京に行ったり、東京のものが岐阜に来たりして、そしてそれが全国に広まっていく道すじをつくるということ。それは人、もの、情報すべてに関わる話で、観光・移住・小売…と、さまざまな分野において、岐阜と全国を結ぶような役割になっていたらいいですね。

今尾 僕はこの会社を通して「岐阜の魅力が上がると、岐阜全体の経済が豊かになり、岐阜に関わる人たちみんなが豊かになる」、そういう状態をつくりたいと思っています。

長縄 地域の中からの目線での岐阜への愛と、外から見た時の価値を数値化していけると面白いですね。「岐阜指数」みたいな。

今尾 将来的には上場を見据えているので、その岐阜指数が「株価」として表れる仕組みをつくりたいですね。岐阜が話題になると、岐阜株式会社の株価が上がり、それが、岐阜全体の価値の向上とイコールになることを目指しています。みんなに参加してもらうことで利益が増えて、岐阜が豊かになる。…そうやって会社がどんどん大きくなっていったら、10年先にはきっと、僕らよりももっとすごい人たちが会社の中心メンバーとして集まっていて、僕はもう代表ではないかもしれません(笑)。それくらい、自分の会社ではなく、全体のための会社だと思っているので。そこに僕もみんなの中の一人として関われていたらいいなと思います。

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まだまだ動き出したばかりの「岐阜株式会社」。今後の動きにぜひご期待ください!


会社名 岐阜株式会社

設立       2025年8月1日

本社       〒504-0954 岐阜県各務原市那加栄町15-1

2025年08月22日作成
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