【岐阜】雑貨屋「flamant(フラマン)」ギャラリースペースオープン!/前編
2019年10月に岐阜市長良から岐阜市茜部へ移転した雑貨屋「flamant」さん。2021年5月22日に建物の2階にギャラリースペースがオープンしたということで、早速、伺ってきました!
今回は、1階の雑貨屋さんと2階のギャラリーを前後編に分けてご紹介します!
蔓に覆われた古い建物と黄色いドアが目印のフラマンさん。外観からわくわくしてしまうようなお店です。
足を踏み入れると、カラフルで個性的な雑貨がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、まさに宝箱をひっくり返したようなにぎやかさ!!
フラマンさんではフェアトレード商品を中心に、ロシア雑貨や作家もののアクセサリーなどを扱っています。ロシアの民芸品の定番といえば、もちろん、マトリョーシカ!ということで、ドアを入って左手の棚には、思わず圧倒されてしまうほどたくさんのマトリョーシカが…!
実はマトリョーシカのルーツは、日本の“入れ子人形”だという説もあるんだそう。そう言われてみると、妙に親しみが湧きますよね。
店主の高橋純子さんが初めてロシアでマトリョーシカの工場や工房を訪れたのは15年前。さらに数年前には、大好きな作家さんが何人もいる工房を訪れて憧れの作家さんに会えたことや、彼らの繊細な手仕事に直接触れられたことに本当に感激して、ますますマトリョーシカの魅力に引き込まれたんだそう!
確かに、顔も服装もとにかく細かな部分まで人の手で丁寧に描き込まれていて、その愛らしさに思わず見入ってしまいます。中には動物やキャラクターの姿をしたユニークなマトリョーシカも!
マトリョーシカの隣の棚には、赤ちゃんにも安心な素材で作られたベビーウエアや食器、おもちゃなどがあり、出産祝いを選ぶときにもぴったりです。
入り口右手では、京都に本店があるフェアトレードショップ「シサム工房」さんの福袋も販売中。ちなみに「フェアトレード」とは、開発途上国の原料や製品を適正(フェア)な価格で継続的に購入することで、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善や自立を目指す貿易(トレード)の仕組みのこと。
つまり、フェアトレード商品を買うことは、社会的・経済的に立場の弱い人々の暮らしの改善にもつながるんですね。
「でも、とにかく“フェアトレードだから”いいというのではなくて、あくまでもそれが本当に良いもの、使いやすいもの、可愛いものだから、いろんな人に伝えたいって思うんです。今はその土地にもともとある素材や伝統技術を尊重しながら、デザイン性やクオリティを高めたフェアトレード製品がたくさん作られているんですよ」と店主の高橋純子さん。
お店に並んでいる商品を愛しそうに手に取って、どんな場所でどんな人の手で作られているのかといった、その背景にあるストーリーも教えてくれる純子さんのとっても嬉しそうな笑顔を見ているだけで、こちらも癒されてしまいます。
“フェアトレード”ということをそれほど意識しなくても、フラマンでは自然に手に取ったものがフェアトレード商品だったということも多く、それを買うことで遠い国の作り手の誰かの生活をほんの少し支えたり、気持ちを伝えたりすることができます。
フェアトレード商品のほかにも、福祉施設で作られたユーモアやセンスに溢れた布・革製品や工作品、作家さんのハンドメイドアクセサリー、消しゴムはんこ、ねんどでできたパックや入浴剤、アーティストのイラストなど、目移りするほどの雑貨がそろっていて、つい店内を2周、3周とめぐってしまいます!
中でもおすすめなのは「87accessory」さんの彫金アクセサリー。銅板などを一つずつ手で切り抜いて、模様や文字も手で彫っています。タンポポとチューリップの「春セット」に「パンVSコメ」「タコとイカ」「ビールとギョウザ」…。絶妙な組み合わせのピアスに思わずクスッと笑ってしまいました。
以前、さかだちブックスでランチインタビューをさせていただいた瀧知子さんが出版した子ども向けレシピ本「今日からぼくがクッキング」や、瀧さんのご主人が営む「nekko farm」さんの無肥料無農薬で育てた新鮮な野菜も販売しています。
※瀧知子さんのランチインタビューの記事はこちら
さらに、TOFU magazine 14号の特集で取材させていただいたカンボジアのかごブランド「moily」さんのかごやバスケット、かごバッグなども揃っていますよ!
※moilyさんをご紹介したTOFU magazine14号の特集記事はこちら
つい、ぐるぐるとお店の中を何周もしながら長居してしまう遊園地のような楽しい雑貨屋「フラマン 」さんへ、ぜひ出かけてみてくださいね!
また、2階にオープンしたギャラリーは「後編」でご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
雑貨 flamant(フラマン )
住所:岐阜市茜部本郷1-22
営業時間:11:00~18:00
定休日:日・月曜
※ギャラリーオープニング「高橋ユタカ個展 CUT ART EHXIBITION 切り絵の仕事」開催期間の2021年5月22日(土)~6月12日(土)は日曜も営業
TEL:058-216-4884
Instagram:@flamant.junko
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