【西美濃】えぼしハーブ農園「Eboshi blend herb tea」

西美濃の大垣市上石津にある「えぼしハーブ農園」さんから、5種類のハーブティーが発売されました。

この「Eboshi blend herb tea」は、農薬を使わずに育てたハーブをブレンドして作られています。

「ハイビスカス(ローゼル)」「ラベンダー」「バタフライピー」「ヒマワリ」「アーティチョーク」の5種類のハーブをメインに、それぞれカモミールやオレガノ、バジル、ラズベリー、ローズマリーなどのいろんなハーブを配合しています。

さかだち編集部は、上石津でハーブや野菜、フルーツなど約80種類を育てている「えぼしハーブ農園」さんを訪れて、お話を伺いました。

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「えぼしハーブ農園」を営んでいるのは、中国・四川省出身の劉 躍芝(りゅう やくし)さん。2004年の結婚を機に来日して、上石津で暮らしています。

「中国で私が住んでいた場所には山がなかったんです。だからここに来て、家の目の前にそびえる『えぼし(烏帽子)岳』を見て、その雄大さに感動しました!」。

2015年に開園した農園を「えぼしハーブ農園」と名付けるほど、えぼし岳が大好きで、「えぼし岳に惚れてます!」と満面の笑みを浮かべる劉さん。「毎日、えぼし岳を見ているだけでいろんなことを忘れて、ほっとできるんです」。

自宅の前にあるハーブ農園では、ちょうどハイビスカス(ローゼル)の花が満開に。

実はハイビスカスティーは、花ではなく、赤いガクの部分を煮出してお茶にしたもの。きれいな赤色になるのは、アントシアニンが含まれているからで、少し酸味があるのが特徴です。疲労回復やむくみの解消といった効能があるといわれています。

こちらはバタフライピー。ハーブティーにすると、美しい青色になります。しかも、酸性のレモンを入れるとお茶の色が紫色に変わることから、インスタなどでも話題になっている注目のハーブなんです。

現在、劉さんが営むハーブ園や農園は、なんと25ヶ所もあります! 劉さんは園芸店で出会ったエキナセアの香りに惹かれて育て始めたのが始まりで、アーティチョークなども育てていくうちに、ハーブの魅力に取り憑かれてしまったんだそう。

「毎朝、えぼし岳を見てから畑仕事を始めます。山は毎日少しずつ表情が変わって、特に3、4月は山桜が咲くとすごくきれいで、“山笑う”って言葉の通り!」と劉さん。

そんなとき、この上石津町時地区では住民の減少や高齢化によって農業従事者が減り、耕作放棄地が増えていることを知って、近所の耕作放棄地を活用し、農薬を極力使わず、有機肥料でハーブや野菜、フルーツなどを育てることにしたのです。

「野菜も最初は自分で食べる分をと思って、唐辛子を作り始めたんですよ。でも、どんどん種類が増えちゃって(笑)」。

年々農園の敷地も広がり、ハーブの栽培数は一時期なんと130種類まで増えましたが、現在は50種類ほどに絞っているのだそう。そのほかにも野菜やフルーツを合わせて、合計約80種類もの農作物を育てています。

自宅から少し離れた場所にある農園では、レモングラスや空芯菜などがのびのびと育っていました。

農園を案内してくれながら、劉さんが丸々と大きく育ったキュウリをパキンっと半分に折って、「美味しいから、食べてみて!」と渡してくれました。

その言葉通り、もぎたての瑞々しいキュウリの美味しいこと! 皮ごとかじりついても、苦味がなく、とても健やかな気持ちになれる美味しいキュウリでした。

「これは食用のヘチマ。ほら、こんなに大きいでしょ!中国やベトナムの方にも大人気なんです」と嬉しそうな劉さん!

ちなみに、えぼしハーブ農園は、ハーブや野菜の「収穫体験」も行っています。「まちで働く人たちが、この農園に来て自然の中でほっとする、そんな時間を楽しんでもらいたいんです」。

農園の作業場には、収穫体験に訪れた家族や子どもたちの写真がたくさん飾られていました。収穫体験の後には、参加したお客さんに劉さんがオリジナルでブレンドしたフレッシュハーブティーを飲んでもらっています。

そのハーブティーが好評だったことから、西美濃地域の農産物や地域資源を活用して、新しい産業を生み出す『西美濃地域新産業創出事業』にエントリーして商品化をしたのが「Eboshi blend herb tea」です。

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Eboshi Blend Herb Tea 各1袋(3g)350円(税込)

ハーブティーは全5種類。

早速、前向きな気分になれる【Happy Time(ハッピータイム)】をいただいてみました。ハイビスカス(ローゼル)、カモミール、タイム、レモングラス、フェンネルがブレンドされていて、鮮やかなピンク色がとってもきれい!

【Happy Time】前向きな気分になれるピンクのティー。内面から輝きたい人に

バタフライピーをメインに、マロウ、バジル、カタバミ、スイートバイオレットをブレンドした【Magical Blue(マジカルブルー)】は、目が覚めるようなブルーのハーブティー。レモンを少し入れると、紫色に変化しますよ。

【Magical Blue】あざやかなブルーの魔法で、気持ちをやさしくクールダウン

そのほか、リフレッシュしたいときはラベンダーをメインにした【Lovely Wind(ラブリーウインド)】、緊張をほぐしたいときはヒマワリがメインの【Healing Sun(ヒーリングサン)】、疲れをリセットしたいときはアーティチョークがメインの【Active Heart(アクティブハート)】と、そのときの気分や効果に合わせてハーブティーを選ぶことができます。

▷Eboshi blend herb tea が買えるお店「OKB八百屋 本店」

「Eboshi blend herb tea」は、大垣市郭町のKixビル地下1階にある「OKB八百屋 本店」で購入することができます! まずは3g入りの小さなサイズで飲み比べてみて、気に入ったハーブティーを18g入りの大きいサイズでお得に買うのがおすすめです。

この「OKB八百屋 本店」には、西美濃地域で採れた野菜やフルーツをはじめ、ドライフーズや調味料、お惣菜やお弁当、福祉施設で作られたおやつなど、いろんなものが揃っています。

毎日の食卓に並ぶ食材の買い物にも、西美濃のおみやげ探しにもぴったりなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。


OKB八百屋 本店

住所:大垣市郭町2-25 K i xビル地下1階
営業時間:11:00〜18:00
定休日:土曜、日曜、祝日

2020年11月11日作成
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