【長野・松本】珈琲美学アベ/モーニング

はじめまして、こんにちは!
前回の記事でご紹介いただいた、さかだちブックス新メンバーの杉田です。
岐阜のみなさん、これからよろしくお願いいたします!

さて、ごあいさつ替わりに、今私が暮らしている松本のことを今回から数回にわたりご紹介していきたいと思います。

岐阜は喫茶店でのモーニングの文化が盛んということですが、松本にもモーニングを楽しめる喫茶店があります。
休日の朝、友人とともに今年で創業60年目をむかえる老舗「珈琲美学アベ」へ行ってきました。

松本駅から徒歩2分、落ち着いた佇まいのお店です。

店内もオレンジ色の灯りがあたたかく、ほっと落ち着く空間。
レトロなランプシェードがかわいいです。

土曜日の朝ということもあり、店内ではすでに、老若男女たくさんの
お客さんが思い思いの時間を過ごしていました。

さて、わたしたちも早速メニューを。
アベのモーニングは、好きな飲み物とサイドオーダーを自由に選ぶことができます。
そして、なんとサイドオーダーはすべて50円か100円!
種類も豊富でどんな組み合わせにしようか悩みます。

迷った挙句、この日2人で注文したのは…

ポテトサラダ(50円)


ふわふわのプレーンオムレツ(100円)


トーストは2種類。バタートースト、シナモントースト(各50円)


グリルベーコン(100円)、そしてコーヒー(390円)がやってきました。


トーストは厚切りのもちもちとした食感で、なんとも贅沢な気分。なかなかにお腹いっぱいになります。

のんびりと幸せな朝食がひと段落ついたところで、3代目のマスターである安部文人さんが「コーヒーの抽出見てみますか?」と声を掛けてくださいました。

興味津々でカウンターの中を見せていただくと、大きな容器にゆっくりとコーヒーが抽出されている最中でした。

「もう少しするとだんだん豆がてかってくるのがわかると思います」と文人さん。
じっと観察していると、フィルターに残ったコーヒー豆が、周りから徐々になめらかな光沢を帯びていくのがわかりました。これが「完全抽出」と呼ばれる状態で、2代目マスターである文人さんのお父様が東京などでの長年の修行の末、習得した技術。

抽出は時間を測るのではなく、豆の状態とお湯の温度で決めています。

文人さんも東京で修行を積んでおり、他の喫茶店で完全抽出をしているところはないかと探したそうですが、見つからなかったといいます。


ちなみに、こちらが2代目マスターが完全抽出した際の状態です。


2代目マスター。

アベでは、毎日飲めるコーヒーを美学としており、あっさりとしているけれど、酸味と丸みのある味わいを目指してるそうです。

文人さんが抽出したてのコーヒーを試飲させてくださいました。しっかりと香りはするけれど、癖がなく、驚くほど飲みやすいコーヒーでした。

アベの珈琲美学はこんなところにも。

ご家族で切り盛りされている雰囲気があたたかく居心地が良くて、気がつけば2時間近くも長居してしまいました。

みなさんも珈琲美学アベのモーニングで豊かな一日のはじまりを!

 


珈琲美学アベ

住所:長野県松本市深志1-2-8
営業時間:7時~19時(モーニングサービス 7時~11時)
定休日:火曜日

2017年02月28日作成
関連記事