【川島】内藤記念くすり博物館/さかだち社会見学

製薬会社エーザイの創業者・内藤豊次氏が1971年に開設した「くすり博物館」が、各務原市川島にあります。

場所はチョコラBBでよく知られているエーザイの川島工園の敷地内。

内藤氏が薬学・薬業の発展を伝える貴重な資料を後世に残そうとつくられました。

2階建ての館内には、薬の歴史がわかる資料や、昔の製薬道具など貴重な展示品が並びます。

現在の企画展は「進化するくすり」がテーマ、常設展示は①健康への願い②医療のあけぼの③くすりを作る④くすりを商う⑤蘭方医学の伝来⑥錦絵広告に見る病との闘い⑦彩る⑧くすり入れ⑩海外コレクション⑪近代の医薬の項目で紹介されています。

早速常設展示場内へ!

 

こ、これは……!?

入り口で出迎えてくれたのは、何やらとても奇妙な妖怪のような生き物。

「白沢(はくたく)」という古代中国の想像上の神獣で、6本の角、9個の目を持ち、人の言葉を理解し、病魔を防ぐと信じられてきました。

日本でも江戸時代後期にコレラが流行した際、白沢の絵が売り出され、人々はこれを身につけたのだとか。

人々が健康を願うのは今も昔も変わらないこと。

日本の伝統的な「赤べこ」や「犬張子」なども病除けのおもちゃとしてつくられました。

 

「おころりん」という人形がかわいかったので思わずカメラを向けてしまいました。

くすり博物館では館内のどこでも写真撮影OK。どんどん発信して欲しいとのことです!

 

そういえば、やかんは漢字で書くと「薬缶」。

もとをたどれば、薬を煎じる道具として使われていました。

専門的な知識が書かれたパネルもある一方、こうして私たちの生活とつながる部分もたくさんあって、薬に詳しくなくても楽しめる内容でした!

 

こちらは明治時代の薬屋の三瀬作の再現ブース。

今でいう薬局のようなものでしょうか。

小さな引き出しが並ぶ「百味簞笥」が置かれていたり、天井にたくさんのくすり袋が提がっていたり、タイムスリップしたような気分で、当時の様子をイメージできます。

 

おもしろかったのが、「広告と看板」の展示。

ちなみに、写真の「ウルユス」は

「ウルユ」→「空」

「ス」→「す」

で、「空す」となり、

お腹の中を空にするという意味で命名されたのだそうです。

右側の「起死回生」は今で考えれば大胆なネーミング。

そして、常設展のクライマックスにはあの「解体新書」の現物が登場!

初版本が見られるのは全国的にも珍しいそうです。

 

2階では「進化するくすり」と題した企画展が開催中。

くすりの歴史がパネルで細かく解説されていて、常設展よりもより詳しく知りたい人におすすめです。

3月31日までご覧いただけますので、ぜひ期間中に足をお運びください。

 

最後には健康診断ができるブースもありました。

身長、体重だけでなく体脂肪率や握力など細かなチェックもできますので、お試しください!

病気や怪我をしても薬を処方してもらえるのは、先人がくすりの研究、開発を積み重ねてきたお陰なのだということが感じられる展示の数々。

健康に越したことはありませんが、歴史を知ることでくすりの見え方がちょっと変わってくるかもしれません!


内藤記念くすり博物館

住所:岐阜県各務原市川島竹早町1

開館時間:9:00〜16:30

休館日:月曜日・年末年始

入場料:無料

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