【美濃】オリジナルのお茶と陶器から日本文化を発信する「HAPPA STAND」

美濃市のうだつの上がる町並みの中に2017年8月にオープンした「HAPPA STAND」。

存在感ある暖簾が印象的で、以前通りかかったときから気になっていたお店でした。

古い町並みの中にとけ込みつつも、明らかに新しい血を感じる外観に期待が高まります!

スタンドの文字から連想させるのはコーヒーですが、店先の立て看板をチェックすると、ほうじ茶や抹茶の文字が。

「はっぱ」というだけあってどうやらコーヒーはなさそうです。

どんなお店なのかますます気になり、早速店内へ。

 

まず目を引くのが店内中央の美濃和紙の大きな提灯。

職人さんの手によって一つ一つ手書きでロゴマークが書かれた、お店の象徴的な存在です。

その奥には、オリジナルの陶器や抹茶が並びます。

 

製品もパッケージもともにオリジナルの器はすべて、ブランドナンバーである8をモチーフにして、八角形に作られています。

ロゴは「88」をモチーフにしており、それがお茶っぱを由来とした「はっぱ」と読むことができます。

さらに、「8」は末広がりで縁起がよいことや、繋がりを表すという意味も込められているのだそうです。

伝統的な美濃焼に、すっきりとした現代的なデザインを取り入れた器は、和の食卓だけでなく、洋風の料理をも引き立ててくれそう!

 

こちらもオリジナル商品の京都宇治産のオーガニック抹茶。抹茶の種類によって「MATSU」「TAKE」「UME」の3種類から選ぶことができます。

立方体のパッケージがころんとしてかわいらしく、箱の中に入っている専用の抹茶缶もシンプルなデザインで置いておくだけでも食卓をさりげなく飾ってくれそうです。

 

一通り見終えたところで、冷えきったからだを暖めようとほうじ茶をいただきました。

ドリンクだけでなく和菓子とのセットもあり、店内でゆっくりしながらいただくこともできます。

 

どうしてコーヒーや紅茶ではなく、お茶を選んだのかが気になってお話を伺ってみると……

オーナーの陽亮さんは以前、海外を訪れた際にそこで提供されているなんちゃっての日本食にショックを受け、本来の日本文化が正しく伝わっていないことに危機感を覚えたといいます。

もともと日本が大好きだったという陽亮さんはそれをきっかけにHAPPA STANDというブランドを立ち上げ、食品やプロダクトを通して日本文化の発信と、それを使った粋なライフスタイルの提案を始めたのだそうです。

 

今後はお茶だけでなく、他の日本食のプロデュースや海外への出店も考えているというHAPPA STAND。

お店の空間と陽亮さんの人柄からは、日本文化への熱い想いが伝わってきました。

美濃散策の際はぜひお立ち寄りください!

 


HAPPA STAND

住所:岐阜県美濃市常盤町2300

営業時間:8:00a.m.〜5:00p.m.

定休日:水、木曜日

HP:http://happastand.jp/

 

2018年01月31日作成
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