【岐阜市】La cucina italiana Fossetta(フォッセッタ)/岐阜ランチ

岐阜市の神田町通り沿いにあるイタリア料理店「フォッセッタ」さんでコースランチをいただいてきました!

イタリアのレストランをはじめ、大垣、大阪、名古屋のイタリア料理店などで修業をされたシェフの村瀬さんが、2023年9月にオープンされたお店です。

「フォッセッタ」とはイタリア語で「えくぼ」のこと。お客様の大切な時間を少しでも笑顔で、愉しんで過ごしてほしい、との想いから名付けられたんだそう。お店のロゴにもイタリアの山や川や湖、植物、そしてシェフ自身とお客様など、いろんな意味が込められています。

店内は目の前でシェフが料理を作る様子が眺められる広いカウンター席と、テーブル席が2つ。この日は4人で予約して訪れたので、奥の半個室に案内していただきました。

ランチは全6品の「Pranzo A」(税込2,400円)と、全7品の「Pranzo B」(税込3,500円)の2種類から選べます。この日を楽しみにお腹を空かせて出かけた編集部は、もちろんメインも選べる「Pranzo B」を予約しています!

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《第1前菜》

まずは1つめの前菜からスタート。(前菜〜メインまで、料理は1人1種類ずつ選んでいます)

「生ハムとトルタフリッタ」は、中が空洞の揚げパンのようなトルタフリッタに生ハムを乗せたもの。 生ハムが熱で溶けてしっとりとして、塩味と軽いフリッタとの相性の良さと言ったら…!!食べた後も、いつまでも生ハムの余韻が続き、すでにこの上ないしあわせに包まれます!

「ペペローニ リビエーニ」は、自家製のツナマヨをパプリカで包んだもの。中にケーパーと玉ねぎも入っています。美味しくて、あっという間に完食!

《自家製パン》

フォカッチャは高加水でしっとりとして甘みもあり、そのまま食べても美味しい!ローズマリーを織り込んだクラッカー状のパンはカリカリの食感です。

《第2前菜》

「ボンベッテ」は、イタリアのプーリア州マルティーナ・フランカが発祥の肉巻き料理。茨木県産味麗豚のロース肉の中にペコリーノチーズを入れてグリルし、イタリア産乾燥そら豆のペーストソースとオレガノ・ビネガーソースが添えてあります。 初体験のボンペッテは、カリッとした強気の“男性的”な味でした。

こちらの「ポルケッタ」は、イタリアのアリッチャという小さな村の郷土料理だそう。にんにくやローズマリーなどのハーブで味付けしたローストポークで、日本でいうチャーシューのような料理かもしれません。このポルケッタが、肉らしさと脂身のとろけるような甘みが混在していて、とにかく美味!!これを前菜と呼んでもいいのかしら、という満足感でした。

《パスタ》

「スパゲッティ アッラ ネラーノ」は、ズッキーニとモッツアレラソース、バジルのオイルベースのパスタ。モッツァレラチーズがとろーりと伸びて、バジルも結構効いていて、それぞれの素材感が楽しめます。

「ラディアトーリ トマトとアサリのソース」のラディアトーリは、ラジエーター型のショートパスタ。確かに、ラジエーターのような形をしているかも…?アサリの旨みとフレッシュトマトの酸味が溶け出したソースはあっさりとしていますが、パスタの形が複雑なのでよく絡みます。

ここでメインをいただく前に、ワインを。イタリアはよくブーツの形に例えられますが、そのつま先あたりに位置するカラブリア州を代表するワイナリー「リブランディ」のガリオッポというマスカット品種のブドウを使ったワインを勧めていただきました。これが柔らかな甘みがあり、とても飲みやすいワインでした。ワインに詳しくなくても、料理に合わせてイタリアワインをセレクトしてくれるので安心。これまで味わったことのないワインと出会えるのも嬉しいですよね。

《メイン》

すでに美味しい前菜とパスタにすっかり満足している編集部ですが…さて、いよいよメインディッシュが登場です!

この日の「鮮魚のソテー」は皮目までパリッと焼けた鯛。珍しいグリンピースのソースをつけて味わいます。付け合わせの野菜のグリルもそれぞれの野菜の旨みが感じられ、特に人参の甘さにはびっくり。

「千葉県産錦爽どりのロースト」は、皮のパリッとした香ばしさと、しっとりした鶏肉のコントラストが絶妙!味付けは基本的にシンプルで、素材の美味しさを引き出しています。レモンをかけると、爽やかに。

「メカジキのアーモンドカツレツ」(+330円)は、生でも食べられる新鮮なメカジキを揚げ焼きしたもの。衣にアーモンドが混ぜてあり、カリッとした食感と香ばしさが際立ちます。まるで肉のようなしっかりとした弾力があり、「これが本当に魚料理なの?」と不思議な気持ちがするほど。トマトとバルサミコ酢のほのかな酸味が味をすっきりとまとめてくれます。

《本日のデザート・コーヒー》

最後はエスプレッソコーヒーとデザートを。食後酒のグラッパを効かせたチョコのケーキと自家製ミルクのジェラートで、本当にしあわせすぎたランチを締めくくりました。

それにしても、一言でイタリア料理といっても、その幅広さと奥深さに驚きました。シェフ曰く、北イタリアと南イタリア、さらにはもっと細かな地方や村ごとにも料理が違い、その土地に根ざした郷土料理があるので、それをここで愉しんでもらいたいとのこと。夜はアラカルトも楽しめるフォッセッタさんに、ぜひ、出かけてみてくださいね!


La cucina italiana Fossetta イタリア料理フォッセッタ

住所:岐阜市神田町3-13 北洞ビル1F

営業時間:11:30~14:30(LO13:15)、18:00~22:00(LO21:00)※金・土曜は24:00まで営業

定休日:月曜

TEL:058-213-0385

WEBサイト:https://www.italiana-fossetta.com/

Instagram:@la_cucina_italiana_fossetta

2024年08月21日作成
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