d47落語会/d design travel

3月11日の金曜日、柳ケ瀬商店街にあるCINEX劇場で

d design travel vol.18 岐阜号の出版に合わせて落語会がありました。

 

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その名も、d47落語会。

d design travel を出版する県で、その県の「古典落語」を1席と、

新しい落語を作ってその土地に置いていくという企画。

今回で13県目のこの落語は、噺家・柳家花緑さんの軽快な噺が会を盛り上げるとあって、

リピーターがとても多いんだとか。

 

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入り口の前ではdの本の販売もされていました。

あっ!副編集長の神藤さんもいる!

 

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これまでの県のポスターが貼ってあります。

いろんな花緑さんと、その県を象徴するもの。

今回の岐阜は、頭に鵜飼の“鵜”が乗っています。

 

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CINEX7階の一番大きなホール。

超満員で、立ち見の方も居るほどの大盛況です!

 

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まずは1席目、『花見小僧』。

花緑さんが着物を着ての「古典落語」です。

 

 

仲入り後。

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2席目、『千両和紙』。

古典落語にある、「千両蜜柑」をリスペクトして作られた新作落語。

脚本は放送作家の藤井青銅さんです。

なんと、落語なのに“洋服”で“椅子”に座っての高座でした。

 

 

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3席目、『トークショー』。

先ほどの落語の脚本を書かれた藤井青銅さん、

噺家の柳家花緑さん、d design travel の発行人ナガオカケンメイさんの3名で、

落語や今回発行された岐阜号の話などをします。

 

何と、この日“3月11日”に、“311席あったCINEXの席が満員!”という

これまでの客入り数の中でも一番多い日だったそう。

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岐阜号で一番大変だったことは、“表紙”だったそう。

はじめから、熊谷守一さんの「ざくろ」にしたいと思われていたそうなのですが、

熊谷さんの絵の肖像権等のルールが

・トリミングをしてはいけない

・絵の上に文字などを乗せてはいけない

というもので、表紙にできない!どうしよう!ということがあったんだとか。

 

でも、柳ケ瀬商店街にある「柳ケ瀬画廊」の市川さんがアドバイスをくださり、

真摯に気持ちを伝えるとご快諾していただけたんだとか!

 

岐阜号の表紙が熊谷守一さんの絵で、更に愛着の湧く1冊になったことは間違いありません。

 

 

 

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藤井青銅さんが脚本を書かれた『千両和紙』は、

岐阜の伝統工芸の「美濃和紙」を題材にした噺です。

d design travel のテーマ“ロングライフデザイン”を用いた落語が作られたのは今回が初めてなんだとか!

随所にちりばめられた「ご当地ネタ」は、東京公演ではクスリともされなかったけど

やっぱり岐阜の人は気づいてくれた!と言ってみえました。

 

 

 

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落語会終演後、ロビーでは3人の方が見送りをしてくださいました。

このd47落語は毎県d design travel が発行されるたび開催されるので、

その県の落語をきいたよ!ということが分かるスランプラリーカードが作られています。

花緑さんが自らハンコを押してくださっていました!

 

 

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こちらではナガオカケンメイさんが、発行されたばかりの岐阜号にサインをしてみえました。

編集長の空閑さん、副編集長の神藤さんもお見送りに立ってみえ、

落語会の感想や岐阜号の話をしながら盛り上がっている方も。

 

d47落語会で生まれた新作落語『千両和紙』は、ゆくゆく岐阜に寄贈されるんだそう。

この土地にこれから長く根付いた落語として親しまれる、最初の瞬間に立ち会えたのかと思うと嬉しいです。

 

今回聴いていない方も、ぜひどこかで聴いてもらえたら嬉しいです。

 


 

 

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2016年03月17日作成
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