【下呂市】カレー奔放/岐阜ランチ
下呂市の山の中にある“世界でいちばん自由で奔放なカレー屋”さん、その名も「カレー奔放」さんに行ってきました!
自転車でユーラシア大陸を横断した旅の経験を持つ店主の中村宙樹さんが、たどり着いた下呂市門和佐の小さな集落で、古民家を改装して2020年11月にオープンしたカレー屋さん。ずっと訪れてみたいと思っていたのですが、ようやく念願叶って伺うことができました!
下呂市といっても温泉街がある辺りからは車で20分以上離れた山の中。岐阜市からは2時間ほど、41号線を通って向かったのですが、狭くて曲がりくねった山道を抜けたりと、なかなかなドライブを経て到着です。
そして、たどり着いてみると、建物の外観から内装まで、とにかく独創的な世界観が貫かれていて、日本ではなく、世界のどこかの国でもなく、いろんな国をぎゅっと凝縮した空間にトリップしたような気分になります!
古民家の和室も、どこか懐かしいようで、斬新でもあり…。奥の席には、地元の家族連れがカレーを囲んで楽しそうにお昼ご飯を満喫していました。
何ページにもわたるメニューを見てみると、ランチだけでなく当日注文OKの飛び込み弁当や夜の宴会後の素泊まり、お持ち帰りの真空パックの案内まで…!その熱量に圧倒されます。
メイン1種類とサブ2種類を選べるカレー1320円〜は、デミグラスとブイヤベースの2種類を基本に、いろんな国のカレー(スパイス煮込み料理)がその時々でラインナップされます!この日はフランス、インド、イタリア、チュニジア、中国の天津新港、トルコ、ベトナム…とヨーロッパからアジアまで、その自由な発想にどれを選ぼうか、迷いに迷います…。
さらに、+440円のプチコースにすると、前菜、サラダ、デザート、ドリンク3杯をつけることができます。
ということで、もちろん、プチコースを注文。前菜はホタテの南蛮漬け。レーズンがいい味を出しています。サラダは豚ハツを燻製にしたポークジャーキー的なものやカリカリのごぼうチップスが乗った葉野菜のサラダ。美味しくないわけがありません…!
そして、お待ちかねのカレーが登場…!
メインはブイヤベース、蕎麦ちょこに入ったサブがワタリガニと鶏をセレクト。いやいや、こんなカレーは見たことがありません!
ワタリガニは意外にも結構な辛さがありますが、その奥に旨みが。いろんなカレーとライスを交互に味わっていると、まるで異国へと旅をしているような不思議な感覚に陥ります。
こちらはメインが甘みのあるデミグラス、サブはちょっと酸味のあるマトンと、珍しい豚とアサリの組み合わせの「大航海時代」。それぞれのカレーごとに素材の味が大切にされていて、あちらを食べて次はこちら、とカレーで世界を旅する感じがたまりません!
もう一つは、メインには鯖の旨みがたっぷりのサバトマト、サブにはこの日に初登場というまろやかなブイヤベースとデミのMixに、塩味がきいたイカスミのカレー!とにかく個性的なラインナップですが、それがまた楽しくて、飽きることなく食べ続けてしまいました。
付け合わせ(とは言えないボリューム!)のキッシュやクスクスが入ったラタトゥユ、山菜のお浸しもカレーの箸休めになり、無心になって食べ進めてしまいます。
最後は生姜が効いている、というより、まさに生姜そのもののシャーベットに、スパイスを使ったビスコッティのデザートで締めを。
ちょっと他にはないオリジナリティに溢れた「カレー奔放」さんのカレー。地元の方だけでなく、県外からはるばる訪れるお客さんも多いため、事前に予約をするのがおすすめです!Instagramから営業日をご確認の上、DMや電話で予約をして訪れてくださいね!
カレー奔放
住所:下呂市門和佐459
営業時間:水〜土曜の11:30〜14:00、18:00〜22:00
定休日:日〜火曜、不定休あり
TEL:0576-20-4105
WEBサイト:http://curryhonpou.com/
Instagram:@curryhonpou
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