【高山】新井こう平製麺所/岐阜ランチ
高山市へ取材に出かけた編集部。お昼ご飯は、高山市民のソウルフードと名高い「新井こう平製麺所」さんへ。
とにかく、この看板のイラストのインパクトがすごい!愛嬌があるというのでしょうか、一度見たら忘れることができない味があります。
もともと製麺所として始まり、最初はテーブル1つで釜あげうどんなどを提供していたのが評判になり、お客さんが増えて、どんどんお店が大きくなったのだとか。看板には「新井こう平製麺所」の店名と一緒に「麺類一式」とあります。
店内は広々として、テーブルとカウンターがずらり。相席の感じも昔ながらの食堂みたいで和みます。
さて、店内に入ったら、券売機で食券を購入…するのですが、初めての人には、一見しただけではどれを買ったらよいのかわかりません…。次々に訪れる地元の方に順番を譲りながら、焦りつつ一生懸命に張り紙を読んでいると、親切なお店の方が教えてくれました。
《新井こう平製麺所の注文の仕方》
①量は「0.5玉」から「4玉」まで、0.5玉刻みで選べます。
②トッピングは「麺のみ」「天ぷら入」「たまご入」「天ぷら・たまご入」を選びます。
まずは、ここまでを選べば食券が買えます。…が、まだまだここから、カウンターで注文を伝えるのが戸惑いの連続…!
③麺は「うどん」「きしめん」「そば」「冷や麦(夏のみ)」から選べます。
④1玉以上の場合は、麺を「2種類選ぶ(まじり)」ことができ、1.5玉からは「3種類選ぶ(三色)」こともできます。
⑤さらに、麺を「温かく」も「冷たく(ころ)」もできます。
⑥そして、汁は「かけ」以外に「つけ(湯ずき・湯なし)(水ずき・水なし)」にすることもできます。ちなみに湯ずきとは、釜揚げうどんのように麺に湯がかかっているものだそう。
…もう、頭の中がパニックになりますよね(笑)。
厨房の中ではみなさんが、てきぱきと注文を受け、見事な連携プレーで一人一人全く違うメニューを的確に、しかも手早く作っていきます。
注文を終えてひと安心…と思ったら、実はまだ終わっていません!!(笑)
⑦たまごを「生」「半熟」「固茹で」から選びます。
⑧「はな(あげ玉)」が欲しい人は追加します。
⑨「ねぎ」「はなかつお」の有無や「多め・少なめ」を伝えます。
ここまできたら、ついに自分好みの“カスタマイズ新井こう平うどん”と対面できるんです!
…そして、なんとか注文した記念すべき初の一杯がこちら!
「1玉、天ぷら・たまご入、きしめんとそばのまじり、ころのかけ、半熟たまご、ねぎとはなかつお普通で、わさび(セルフ)」。
冬の寒さが厳しい高山では、味が濃くて塩気の多いものが好まれるといわれますが、最初にそばをすすってみると、確かに汁が少ししょっぱ辛くて驚きます。でも、徐々に慣れてきて、少しあっさりと美味しく感じられるようになるから不思議です。きしめんは、ころを注文したこともあってもっちり弾力がありました。
こちらは「1玉、天ぷら・たまご入、うどんときしめんのまじり、温かいかけ、半熟たまご、ねぎとはなかつお普通で」。
うどんはやや柔らかめ。うどんときしめんの食感の違いを味わいつつ、パリパリのかきあげを汁に浸しながら食べたり、途中で茹でたまごで箸休めしたり、卓上の一味や七味をお好みでかけて味変したり。一杯でいろいろ楽しめるうえに、もう、次はどのカスタマイズをしようかと考えてしまうあたり、すでにすっかり虜です。なるほど、こうしてファンが増えていったんですね!
最後はカウンターに丼を返して、ごちそうさまです!(実は丼にもあのキャラクターが描かれているんですね)
こちらのお店は朝6時から営業されていて、朝から行列ができることもあるのだとか。高山の朝はモーニングではなく、うどんで始まるんですね。地元で深く愛されている「新井こう平製麺所」さん、ぜひ、注文の仕方を予習してお出かけください!
住所:高山市岡本町3-105-8
営業時間:6:00〜14:30
定休日:水曜
TEL:0577-57-8383
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