【垂井町】青島珈琲焙煎所

不破郡垂井町に素敵な珈琲店がオープンしたという噂を聞いて、訪れてみました!

住宅の中の細い路地を入った場所に、突然現れるシックな黒い建物が目的のお店です。

看板

お店の名前は「青島珈琲焙煎所」。無駄なものを削ぎ落としたような、シンプルな看板が目を引きます。

青島さん

2020年10月に「青島珈琲焙煎所」をオープンした焙煎士の青島貴士さんが迎えてくれました。

「僕はもともと珈琲が飲めなかったんですが、興味はあって。ある日、焙煎された豆を買って自宅で飲んでみたらすごく美味しくて、それから一気に珈琲にはまってしまったんです」。

自分で焙煎機を作って趣味で焙煎を始めたところ、珈琲の奥深さにすっかり魅了されてしまったんだそう。2017年頃からイベントに出店して珈琲や豆の販売を始め、2019年7月には焙煎士の道に進むことを決意。

ショップカード

憧れていた東京・初台にある珈琲専門店「G☆P COFFEE ROASTER」さんが豆を卸していたことから、岐阜市にあるテイクアウト専門の珈琲スタンド「BRITZ COFFEE」さんで1年ほど働いた後、ついに故郷の垂井町に自分の店を構えました。

「生まれ育った垂井町が好きなんですよ。住みやすいまちだし、垂井町の中にもケーキ屋さんや花屋さん、カフェや野菜を作ってる農家さん、パン屋さんなど、いいお店や面白いお店が結構あります。これから、垂井町のいいところを珈琲で繋いでいけたらいいなと思っています」。

カウンター

そんな青島さんが2カ月かけて自分で内装を手がけたという店内は、すっきりとシンプルで不思議な居心地の良さがあります。スツールが並んだカウンターを電球の明かりが照らし、小さな窓から外光が差し込みます。

店内

テーブルは2席。日常の喧騒から離れて、ゆっくりと珈琲を飲みながら本や雑誌を読みたくなる落ち着いた空間です。

焙煎機
愛用するunionのサンプルロースター。1回に焙煎できる豆は500g

青島珈琲焙煎所では、ブレンドが「黎明(れいめい)」「蒼穹(そうきゅう)」「残夢」の3種類とシングルが8種類あり、すべて深煎りなのが特徴。手回しの焙煎機で少量ずつ焙煎しているため、注文が多い日には1日に8時間、ずっと焙煎機を回すこともあるんだとか。

青島さんがコーヒー淹れているところ

青島さんが定番のブレンド「黎明」を淹れてくれました。

「僕にとって珈琲は単純で、でも深い。だから面白いんです。珈琲には正解がないんですよね。あくまでその人が飲んで感じ取ったことが正しくて。そういう意味で、珈琲ってすごく自由だと思います。難しく考えすぎずに、もっとみなさんに自由に珈琲を飲んでもらえたらいいな」。

ネルドリップしているところ

一杯ずつ丁寧にお湯を注ぎ、ネルドリップで珈琲を淹れる青島さんの手もとを見ていると、時間がゆったりと流れていくよう。次第に珈琲のいい香りが漂ってきて、それだけで癒されます。

コーヒー
ホットコーヒー 500円

いただいた「黎明」は、どっしりとした深みがありつつも後味は重すぎず、酸味と甘みがほどよい余韻となって残る、とても美味しい珈琲でした。

実は現在はコロナ対策のため、珈琲はテイクアウトのみでの販売となっていますが、ここの珈琲は深煎りなので、冷めても美味しく飲めます。

珈琲豆
珈琲豆は各200g入りで、ブレンドの黎明は 1,400円、蒼穹と残夢は1,600円。ほかにエチオピアやケニア、ブラジル、インドネシアなどのシングルもあります

ステイホームが続いていますが、こんなときこそ、自宅で青島珈琲焙煎所さんの美味しい珈琲を淹れながら、ほっと一息ついてみませんか。

珈琲豆は店頭で購入できるほか、オンラインショップでも販売していますので、ぜひそちらも利用してみてくださいね。


青島珈琲焙煎所

住所:不破郡垂井町2161-52

営業時間:
日〜火曜は13:00〜18:00
木〜土曜は13:00〜17:00、20:00〜23:00
※コロナ対策のため、現在はすべて13:00〜18:00のみ営業

定休日:水曜

Instagram:@aoshima_coffee

2021年02月01日作成
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