【岐阜・関】塚原遺跡公園/観光名所

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縄文時代の竪穴式住居と古墳時代の古墳の復元されたものを

一度に見ることができるのが関市にある塚原遺跡公園です。

ファミリーレストランにあるハンバーグとチキンが一つのプレートに乗った

ミックスグリルのような場所と言えます。

あるいは半分がバニラで半分がチョコのモナカアイスのような場所とも言えます。

 

無理矢理一緒にした訳ではなく発掘調査によって同じ所から

およそ7500年前の土器や石器、およそ4000年前の住居跡、およそ1400年前の古墳群などの痕跡が見つかり公園として整備されました。

調査では縄文と古墳の間にある弥生時代の痕跡は見つからなかったそうです。

弥生時代に何があったか分かりませんが

ここは人がいたりいなかったりした場所のようです。

 

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簡潔に説明されると「へー」ぐらいで流してしまいそうになりますが

そのスケールは1000年単位と非常に長く、おそらく自分の寿命を10倍しても足りません。

今、自分が住んでいる場所の1000年後がどうなっているかなんて想像もつかないでしょう。

カブトガニみたいな形の無機質な建物に子孫が住んでいるかもしれませんし

何故か土に埋もれていて、土中からシステムキッチンが発掘されるかもしれませんし

何にもないかもしれません。

一つの場所に人がいたりいなかったりすることなんて1000年のスケールで考えると何も不思議なことはない気がします。

 

 

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塚原遺跡公園には展示館もあり、触れてもよい土器がありました。

縄文土器は落雁、もしくは飛騨の郷土菓子のげんこつのような感触でした。

持ち上げることはできませんが見た目の印象よりも軽いと思われます。

ちなみにげんこつとはきな粉を水飴で練り上げたやわらかなお菓子です。

飛騨の郷土菓子で、岐阜県内のスーパーでも買えます。

 

 

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公園内はとてもきれいに整備されていて一休みができるベンチとテーブルもあります。

竪穴式住居と古墳を見ながら大昔に思いを馳せてげんこつでティータイムなんて

縄文時代のオープンカフェのようで気持ち良いかもしれません。

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HP http://www.city.seki.lg.jp/

2015年10月04日作成
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