【岐阜】まちライブラリー/メディアコスモス
岐阜市立中央図書館やホール、会議室などが入った複合施設“みんなの森 ぎふメディアコスモス”。
昨年の夏にオープンしてから半年が経ちました!
その岐阜市立中央図書館では、オープン当初から「“まちとひと”を、“本”でつないでいく」ことをテーマに、
様々なトークショーを開催されています。
9月にはやながせ倉庫の上田さん、徒然舎の深谷さん、さかだちブックスの今尾の3人が、吉成館長と
「本がつなぐひととまち」というテーマのトークセッションを行いました。
そして先日、「本が人をつな
ゲストは、「まちライブラリー」というまちのカフェやギャラリーの一角に共通の本棚を置いて「
なぜ聞きに行きたかったかというと…。
公共の建物が建てられるとわくわくするけれど、出来た後少し拍子抜けする事がありました。
素敵な建物を建てても、どうやって使っていいか分からなかったり、訪れたいと思っては居るけど機会がないまま過ぎてしまったり…。
メディアコスモスも「そんな建物になってしまうかも?」と心配していた部分があったけれど、
実際には沢山訪れる機会があり、利用されている方がとても多い印象があります。
それはきっとメディアコスモスによる市民を巻き込んだ話合いや、
吉成館長率いる岐阜市立中央図書館での様々なイベントがいい影響なのだろうな、とは分かるのですが、
その根源はなんだろう?
そんなことを思っているとき、以前から吉成館長から話題にでてくる
「まちライブラリー」の提唱者である磯井さんのお話を聞く事ができるということで、
これは聞かねば!と行ってきました。
磯井純充さんが書かれた本『まちライブラリーのつくりかた』と『マイクロライブラリー』です。
現在、その考え方に共感した120以上地域に「まちライブラリー」があり、
いまもどんどん増えているんだそうです。
特に面白かった話で、昔、ライブラリーでトークショーを開催されていた時の話を聞きました。
有名人を呼ぶと、やはりたくさんお客さんが集まります。
そこに来たお客さんたちはしっかり聞いてくれるのですが、その後行動に移す事はまず無いらしいです。
むしろ、知名度はなくても、自分と同じくらいの感覚の人の方の話を聞いた方が、行動に移される人が多いんだとか。
なんとなくわかる気がします。
“まちライブラリー”は、ただ「ライブラリー」という場をつくるのではなく、
ライブラリーを通して同じ場を共有する仲間を増やしていく「コンテンツ」なんだということがわかりました。
その考えを知っている吉成館長が、図書館でいろんな取り組みや場をつくっているから、
メディアコスモスはオープンして半年経っても面白い場所なんだろうなと感じます。
最後に磯井さんが
「短時間で結果を出そうとすると失敗する。」とおっしゃいました。
急いで結果を出そうとしても、一瞬は結果が出るけど、その結果は定着しない。
赤ちゃんに18歳に教えることを教えても意味がなく、その歳によって教えることがある。
とても身にしみます。
次回は2月には紅茶専門店アンノンティーハウスの西願さんがゲストにトークショーが開催されます。
いったいどんな話をされるのかが楽しみです。
良かったらぜひ行ってみてください。
まちライブラリー
メディアコスモス
住所:岐阜県岐阜市司町40番地5
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