カフェ・ド・ギャラリーアダチ/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介⑥

本日より申し込みが始まる「関の工場参観日」。

今年で5回目を迎える関の工場参観日は、関のものづくりの現場を肌で感じることで、製造業への興味関心を深めてもらおうと関市が毎年夏に行なっているイベントで、今年は8月22〜25日に開催されます。

今年の参加事業所は41企業。

刃物の工場をはじめ、関牛乳さんや濃飛西濃運輸さんなど、私たちの生活に馴染み深い企業や工場の舞台裏を特別に見学・体験することができます!

開催期間中、参加者は41ある参加企業のなかから気になる企業や工場を選び、各々オリジナルのコースで工場を巡ります。

41箇所もあると、どこから回ろうかが迷いどころ。土地勘がないとコースを決めるのにも一苦労です。

そこで関の工場参観日とかかみがはら暮らし委員会が申し込み開始に先立ち、2種類のおすすめのモデルコースをご提案していきます!

お申し込みの際にぜひご参考にしてください。

前回までにご紹介した記事はこちら↓

濃飛西濃運輸/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介①
関SA〜キッチングラート/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介②
関牛乳〜フェザーミュージアム/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介③
杉山製作所
/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介④
義春刃物
/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介⑤


今回ご紹介するのは、洗練された鉄加工の技術を活かしてデザイン性の高い鉄家具を制作されている「杉山製作所」さん、学習用彫刻刀のシェア日本一の「義春刃物」さん。香り高い自家焙煎コーヒーが楽しめる「カフェ・ド・ギャラリーアダチ」さん。印刷のデザインからプリントまで全てを手がける「協同印刷」さんを巡るおすすめコースです。

【カフェ・ド・ギャラリーアダチ】

こだわりの自家焙煎珈琲とサンドで至福のひととき

義春刃物さんの見学を終え、お腹を空かせた一行が向かったのは「カフェドギャラリーアダチ」さん。

趣ある空間でこだわりの自家焙煎コーヒーが楽しめる、幅広い世代に人気のカフェです。

 

午前中の工場参観の感想を共有しながら、サンドイッチでお腹を満たします。

 

香り高いアイスコーヒーは、ごくごく飲めてしまうほど後味がすっきり。

サンドイッチとの相性も抜群です!

※工場参観には食事は含まれません。

ドイツ製焙煎機「PROBAT」はとっても賢い優れもの!

食事のあとはおいしいコーヒーの秘密を知るべく、焙煎の様子の見学へ。

部屋に入ると、大きなロボットのような焙煎機が出迎えてくれました!

「PROBAT」というドイツのメーカーの焙煎機で、1年ほど前に取り入れた最新モデルです。

焙煎機の脇には、温度管理したり、焙煎データを保存できるコンピュータが内臓されており、誰が焼いても均一に焙煎することができます。

 

忘れてしまいがちですが、コーヒーは植物のタネです。

焙煎する前は、植物特有の青い香りで、見た目は緑色。コーヒー豆と聞いて想像するあの茶色い豆とは全く異なる姿。

これを火にかけることでふっくらと香ばしい豆に変化していきます。

 

コーヒーもお米と一緒で気候や地形、品種、生産のプロセスによってその種類は様々。

さらに「浅煎り」「深煎り」など焙煎の加減を調整することで、味に変化がでてきます。

 

珈琲豆の変化をじっくり観察

焙煎士さんのわかりやすい説明で、コーヒーがちょっと身近になったところで、焙煎機にザーッと豆を流し込みます!

1回の焙煎にかかる時間は15分ほど。ゆっくりと釜の温度を上げていきます。

焙煎中、釜の横でよーく耳を澄ますと……

200度に達したところで「1ハゼ」と呼ばれるタイミングが来て“パチパチ”といういう音が!

そして、220度で「2ハゼ」が起き、先ほどとはちょっと違う“ピチピチ”という音が聞こえます。

ポップコーンと同じ原理で、豆の中の圧が高まることで一定の温度になると爆ぜるのだそうです。

 

はじめは青かった豆が、たった15分の間にこんなにも茶色く香ばしい色になりました!

水分が外に出ていこうとすることでふっくら膨らみ、豆自体に含まれる糖分がカラメル化して光沢がでてきます。

香ばしい香りが焙煎室いっぱいに漂い、コーヒーが飲みたくなってきました。

 

焙煎を終えた豆は焙煎機のザル状の部分で自動でかき回しながら冷まします。

この日焙煎したコーヒーは深煎りでスモーキーな味わい。浅煎りなら酸味やフルーティーな味わいが楽しめます。

 

一口にコーヒーと言っても、世界基準のコーヒーランクというものがあり上から順に「スペシャリティ、プレミアム、コマーシャル」に分類されます。アダチさんではコマーシャルからスペシャリティまで幅広く提供しています。

必ずしもスペシャリティだけが良いものとは限りません。

品質だけでなく、生産性や商業的な付加価値など様々な条件を加味したうえで厳選しているのだそうです。

 

焙煎したてのコーヒーをテイスティング!

いよいよ焙煎したてのコーヒーをハンドドリップで淹れていただき、お待ちかねのテイスティング!

通常焙煎した豆は、味を安定させるために2、3日寝かせてから使うので、挽きたてのコーヒーは飲んだことがあっても、焙煎したてというのはほとんどの人が体験したことがないのではないでしょうか。貴重な機会です。

 

香りがしっかりとしていたので、苦いのかな……とイメージしていましたが、苦味はほとんどなく、むしろあっさりした風味。とても飲みやすかったです。

工場参観日当日はハンドドリップでコーヒーを淹れるワークショップも開催されますので、コーヒー好きの方には必見です!

興味津々のわたしたちの質問に丁寧に応じてくださるスタッフの方からは、コーヒーへの愛情がたっぷりと伝わってきました。

お食事と合わせてぜひお楽しみください!


カフェ・ド・ギャラリーアダチ

住所:関市小瀬1833

工場参観:1回10人まで(事前予約)

ワークショップ:ハンドドリップでコーヒーを淹れよう!(参加費 1,500円)


関の工場参観日2018

開催日:8月22〜25日
※お申し込みは7月23日からを予定しています。

HP:http://kojosankanbi.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/kojo.sankanbi.seki

2018年07月23日作成
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