リトル、経営のはなし。【第2話】

2018年6月某日。さかだちブックスを運営するデザイン会社、株式会社リトルクリエイティブセンターに、朗報が。なんと今年からお盆休みが導入されることになりました。これまでお正月休み以外に、連休という概念がなかったリトルに5日間もの大型連休をもたらしてくれたのは、リトルの経営・管理を担う林さん。日頃から社内環境をこつこつと地道に整えてくれている彼女との対談から、リトル流経営の考え方をのぞいてみましょう。

第1話 お盆休みは「もらうもの」じゃなくて「つくるもの」(2018.8.7更新)
第2話 リトル流、人を見る経営法(2018.8.11更新)
第3話 一緒に考え、一緒につくる(2018.8.13更新)

第2話 リトル流、人を見る経営方法

 入社した時に今尾さんに「林さんに経営をやってほしい」って言われたんだけど、最初は全然やり方もわからないし、そもそも経営って何だ!? ってだいぶ困ったんやてー(笑)。

杉田 え、そうなの? やらされてたんだ(笑)。でも大学、経済学部だったんでしょ?

 経済学部を出てるからってみんな経営大好きなわけではないよ。大学受験の時に先生から「経済学部なら潰しがきく」って言われて、特にやりたいこともなかったから選んだだけだし……(笑)。

杉田 そうだったんだ。経営が好きなんだと思ってた。

 そうだよー。大学で勉強した事と、実際にやってみるってやっぱり違ってて、入ったばかりはわかんない事だらけだった。でもやってるうちに大学で勉強した事と重なってる部分も多くて……。もし時間があるなら、もう一度勉強し直したい。授業中に寝てた自分に後悔してる(笑)。

杉田 今でも私は林さんが毎日何をやってるのかわかんないけどね。

 おそらく経営って、これを作れば良いって決まってるわけでは無いから、わかりづらい職業なんやおね。成果物もわかりづらいし、会社がどんどん良くなっていく結果でしか、わからないんやおね。

杉田 でも、林さんが入ってから仕事がスムーズに進むようになった気がする。そういえば、林さんが入社する前にリトルのみんなが「林さんは人の事を考えてるからいいね」って話をしてたのを思い出した。

 何それ!?

杉田 だって「やさしい人募集」で入ってきたもんね(笑)。

林 個人的には、デザインも編集もやった事がない私が、リトルのために何が出来るかを最初の頃は考えてたなぁ。リトルのメンバーにも喜んでほしいし、もちろんリトル以外の人にも喜んでほしい。単純な話、メンバーには給料を出来るだけ高く出したいし、お客さんには出来るだけ安くしたい。それ以外のものも色々とバランスをとってるイメージだよ。リトルの場合、お客さんも、社内のメンバーも、一人一人の顔が見えるという環境が、そうさせているんだと思う。まあ、そもそもリトルの人数7人しかいないからね(笑)。

 

杉田 私の勝手な経営のイメージだけど、絶対的権力をもった経営陣がいて、平社員と経営陣との間では春闘みたいな賃上げ交渉をしてて……みたいな感じじゃない?

 たしかに、そういうイメージはリトルには全く無いね。というか、そもそも私も平社員だし(笑)。経営って確かに責任は大きいし、ギラギラしていてお金の匂いとかプンプンするけど、やっぱりお金のためでなく、人のためにあって、経営ってすごく大切な仕事なんだなって最近感じられるようになった。中期経営計画を作ったり、色々とギラギラした経営っぽい事も、もちろんしてるけどね。

杉田 中期経営計画!?

林 うん、みんなが路頭に迷わないようにね(笑)。

 

 

(第3話へつづく)

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