【岐阜】つなぐ人カレッジ〜2017〜第1回「参加の場づくりを学ぼう」

2017年9月30日(土)に、一般財団法人岐阜市にぎわいまち公社さんが主催されている「つなぐ人カレッジ〜2017〜」の第1回「参加の場づくりを学ぼう」が開催されました。

会場の岐阜市中央青少年会館には10代から80代まで幅広い世代の参加者17名が集まりました。

「つなぐ人カレッジ」とは現代のまちづくりに求められる「コーディネーター」すなわち「つなぐ人」を養成する、基礎編と地域実践編合わせて全5回の講座です。

 

今回の講師はNPO法人まちの縁側育くみ隊事務局長である名畑恵さんです。

普段から中部圏を中心にまち育て活動のサポートを行い、さらに中部だけに止まらず全国の様々な地域に出向き、まちづくりのワークショップなどでご活躍されています。

 

名畑先生によると、現在は福祉の世界でも“つなぐ人”の必要性が高まってきているのだそう。全国どこの地域でも御多分に洩れず少子高齢化が叫ばれているなか、サービスではなく地域の助け合いでしか深刻さを増す現状に対応することができなくなってきているといいます。これはきっと岐阜のまちでも同じこと。

一人でも多くの“つなぐ人”が誕生することを期待して、「つなぐ人カレッジ〜2017〜」の第1回目がはじまりました。

まずは早速アイスブレイクに入ります!

アイスブレイクとは、文字通り氷を壊すように、初対面同士の参加者で、緊張した場の雰囲気を温める効果があります。

 

今回は、丸・三角形・四角形だけを使って隣の人の似顔絵を書くというもの!

さらに2分間のインタビューをしてグループの中で他己紹介に移ります。

実はここからすでに参加者の“つなぐ人”の素養が試されていました。

参加者のみなさんがアイスブレイクのなかで発揮していたのが、①促す力②聞く姿勢③まとめる力④伝える力

名畑先生はこれこそが“つなぐ人”、つまり“ファシリテーター”に必要な大切な4つの要素だといいます。

これらの力を少人数のなかだけでなく大人数を相手に発揮してくのがまちづくりコーディネーターの役割です。

 

たった数分間のコミュニケーションのなかでも、参加者のみなさんは知らず知らずのうちにファシリテーション力を発揮していたようです!

アイスブレイクによってどことなく緊張感が漂っていた会場の雰囲気が和やかに解きほぐされ、初対面の人同士がほとんどでしたが、いくらか心の距離が縮まりました。

 

さて、初っ端からたくさん話したので、ここからは座学の時間。

「現場で生きるファシリテーション」ということで、名畑先生が見てきた全国各地の“つなぐ人”によるまち再生の7つの事例をご紹介いただきました。

空き家を活用して多世代の交流の場を生んだ事例、自宅の余った空間を地域に解放した事例、病院の通院路にある自宅の門を開きベンチを置くことで誰でも休憩できる場所をつくった事例…..環境が異なっていても、“つなぐ人”がその地域にとってとても重要な存在であるということが伝わってきます。

 

様々な現場でファシリテーターとして活躍されている名畑先生がワークショップにおいて大切にしているのが、意見や考え、そしてその関係性の“見える化”

模造紙に色分けをしながら情報を視覚的に整理する“見える化”する手法を「ファシリテーション・グラフィックス」といい、この日の講座の後半ではファシリテーション・グラフィックスを練習しました。

 

チームの中で「進行役」と「書記」を決め、名畑先生が提示したテーマについて15分間の議論、最後に書記がファシリテーション・グラフィックスによってまとめた模造紙に沿って発表します。

ここまでくるとチームの結束力も深まってきて、お互いの得意不得意も少しずつ理解しながら議論が進んでいきます。

 

 

始めの固い空気が嘘のように活発な意見のやりとりが見られ、時折笑い声も混じり合い会場はどんどんあたたまっていきます。

職業も世代も異なり、ましてや初対面のなかでみなさんがこんなに楽しそうに同じ温度で議論している姿はとても新鮮でした!

 

4時間に及ぶ長丁場の授業の締めは名畑先生のまとめ。

・差異はチャンス!! 多世代の違う意見をつなぐ

・先進的な担い手を育むにはプロセスから育む!

・意見分布の全体把握をしつつ少数意見に耳を傾ける

・ノンバーバル(非言語)の気配り、雰囲気づくり

・常に話の流れを共有する見える化を

・なんでも自らやってみると→輪になる

・具体的に言うと? なぜ? の問いで引き出す

・否定をしない! ひらく、仕分ける、まとめる

・問いをたてるなどの促しテクを!!

 

そして、これらの頭文字を並べると……

さいせいのつなぐひと

さすが先生、最後の最後までお見事です。

実は、さいせい(再生)はあるチームから出た岐阜を表すキーワード。

岐阜におけるまちづくりは、新しいものをつくるよりも今あるものを活かすことがポイントだと名畑先生もおっしゃいます。

 

参加者のみなさんひとりひとりが“つなぐ人”への第一歩を踏み出した講座でした!

「つなぐ人カレッジ〜2017〜」はこのあと、下記の日程で第2回~第5回が開催されます。詳しくは(一財)岐阜市にぎわいまち公社までお問い合わせください。

第2回 10月21日(土)13:30~17:30  
第3回 11月18日(土)9:30~17:00  
第4回 11月19日(日)9:30~17:00  
第5回 12月9日(土)13:30~17:30  
(一財)岐阜市にぎわいまち公社 TEL: 058-266-1377/E-mail: info@gifu-nigiwai.org

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017-10-05 | Posted in あれこれ紹介Comments Closed 

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