【INTERVIEW】喫茶ヨジハン文庫

2017年春、神田町通りの旧栄文堂書店がブックカフェ「喫茶ヨジハン文庫」としてリニューアルしました。

店主の津田さんにお店を営むことへの想いや岐阜のまちについてお話を伺いました。

杉田:もともと栄文堂書店として、本屋さんを営まれていたということですが、こうしてご姉妹でブックカフェにリニューアルすることになった経緯や想いをお聞かせください。

津田:あまり胸をはって言える話ではないのですが、いわゆる本に関する勉強不足で魅力的な書店をつくっていくことに不安があったんです。それと、前々から京都や東京のブックカフェが好きで、機会があればいつかは自分もそんなことができればいいなとは思っていました。岐阜市にはこれまでブックカフェはなかったし、自分の本を置ける場所にもなるので、やってみるかという感じでブックカフェを始めました。

杉田:結構勇気のいることではないですか?

津田:周りからは「思い切ったね」といわっれるのですが、私自身はそんなに深く考えていなくて(笑)仮にすごく綿密に考えていたとしたら、やれずに終わっていたかもしれません。

杉田:夜9時まで営業されているのもこの辺では珍しいですよね?

津田:喫茶店は好きなんですけど、岐阜はわりと朝から夕方までという喫茶店が多くて。夜にお酒や食事ではなく、ちょっと一服お茶するお店があればいいなと思っていました。

杉田:夜灯りがついているお店があると安心します。

津田:そうかもしれないですね。夜も意外とお散歩している方がいて、散歩中のご夫婦が寄ってくださったことはありますね。

杉田:お店のコンセプトや大切にしていることを教えてください。

津田:お客さんに時間を忘れてしまうくらいゆっくりしていただけくことというのが一番です。お店の名前の由来にもなっている『よじはんよじはん』の絵本のように。

この絵本は幼い女の子が道草をくっているうちにあっという間に日が暮れてしまったというストーリーなんです。お店の名前を決めかねていたときに、偶然読んでみたらまさしくこの感覚だと思って名前を拝借しました。

杉田:「喫茶」と「文庫」に挟まれているのもお店の雰囲気をよく表していますよね。とても馴染みやすいです。

津田:ありがとうございます。ちょっぴり書店の名残も残したかったので、本棚の棚板を机に使っています。ぴかぴかの新店という感じではなく少し古めかしく。

杉田:個人的には昔の看板が残っているのはすごく好きです。外観と店内のギャップというか。バランスが絶妙で。景色としては残っているけど中は新しい形でというのがいいですよね。

津田:若い方にはそう言っていただけますね。ご年配の方にはなんで残っているの?と言われますが(笑)

杉田:岐阜市でお店を営むことについての想いはありますか?

津田:岐阜市は田舎っぽいところと、街っぽいところがちょうどよいバランスだと思います。最近は古い建物の再利用など、若い方が頑張ってくださっているのがありがたいです。

杉田:ここも、こうして新しい形で続いていくというのは嬉しいことだと思います。

最後に、これから先のお店のイメージはどのように描いていますか?

津田:色んな方々に気楽に来ていただければと思います。お店の入り口付近のスペースはみんなで集まってワークショップなどができるように設計していただいているので、静かに本を読むだけでなく、ちょっとしたことで交流できる場になれば嬉しいです。

遠くのお客さんにわざわざ来ていただけるのも申し訳ないくらいありがたいのですが、地元でももう少し浸透していけるといいかなという気はしますね。

杉田:ワークショップ、ぜひ参加させて下さい!

津田さん、ありがとうございました。


喫茶ヨジハン文庫

住所:岐阜市神田町 1-6

営業時間:13時〜21時

定休日:月・火

(※2017年6月より営業時間・定休日変更)

2017-06-17 | Posted in 新刊の取材Comments Closed 

関連記事